

給餌量表どおりに与えているのに体重が増えない

ドライフードを増やしたら一気に軟便になる

下痢まではいかないが、便が安定しない

生肉は消化が良いと聞くが、本当に大丈夫なのか不安

何カ月から生肉を始めていいのか分からない

子犬を迎えたばかりで、食事管理に悩んでいる
こんな疑問・悩みを解決します。
1.生肉はいつから始められる?月齢よりも優先すべき判断基準
2.なぜドライフードを増やすと軟便になりやすいのか
3.体重が増えない本当の理由は「量不足」ではない
4.オーバーカロリーを成立させる鍵は「何で増やすか」
5.生肉は万能ではない|崩れる典型パターンと回避策
6.便と体重で答え合わせする「崩さない増量ステップ」
この記事では、食べているのに痩せる・増やすと軟便になる――その板挟みで悩むあなたに、便と体重を“答え”にして、生肉を調整弁として使いながら安全に体重を伸ばす判断軸と実践手順を紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

この記事でわかること
この記事は、子犬(特にサイトハウンド系)に「生の赤身肉」を取り入れるときに、軟便を悪化させず、体重を落とさず、むしろ“伸ばす”ための現場設計をまとめたものです。
- 生肉はいつから始められるのか
- 最初の量はどれくらいが安全なのか
- ドライフードを増やすと軟便に振れやすいのはなぜか
- オーバーカロリー(必要量より多め)運用が成立する場面はどこか
- 生肉を増やすときに、どう増やせば崩れにくいのか
- 踏みやすい失敗パターンと回避策
- 便と体重の“正しい見方”とチェック表
- 成長期にやってはいけないこと
「生肉が良い/悪い」という好みの話ではなく、その子の便と体重が安定する“設計”を作るための記事です。
ローツェ妹のヌプツェは、軟便になることなく順調に毎日体重が増えてるよ!
生肉は「生後2〜3か月」から“少量トッピング”なら現実的
子犬に生肉(生食)を始める目安は、一般的に 生後2〜3か月 です。
ただし、月齢だけで「始めてOK」と決めるのは危険です。
生肉導入の合否は、次の状態が揃っているかで判断します。
生肉を始めてもよい状態(最低条件)
- 食欲が安定している
- 食後に吐かない
- 便が水っぽくなく、形がある
- 毎日、体重が右肩上がり(増えている)
この条件が揃っているなら、生肉を“少量の上乗せ”として導入する方法は成立しやすいです。
逆に、どれかが崩れているなら「月齢が足りていても、まだ早い」と考えた方が安全です。
ローツェワンちゃんの様子を見て慎重に始めて上げてね!
サイトハウンドは前提が違う:計算通りのカロリーで痩せる個体がいる
サイトハウンド(ウィペット、イタグレ等)は、一般的な「必要カロリーの計算通り」に食べさせても、痩せていく個体がいます。
これは珍しいことではありません。
ここで重要なのは、「計算が間違い」というよりも、次の現象が起きやすい点です。
- 食べた量=体に入った量(吸収された量)ではない
- 便が崩れると、吸収が落ちて“便として出ていく”割合が増える
- その結果、食べているのに体重が乗らない
次のような運用が成立しうる場面があります。
オーバーカロリー運用が成立しうる例
- 子犬:必要カロリーの 110% にすると伸びが安定する
- 成犬:必要カロリーの 120% が理想体型の維持に必要になる
ただし、ここで誤解してはいけません。
「110%」「120%」という数字が正解なのではない
便・体重・体型という“結果”が正解
数字はゴールではなく、結果を再現するための道具です。
ローツェあくまでもひとつの例だから、個々のわんちゃんに会ったパーセントを見つけてあげてね!
私は120%のカロリーで体重を現状維持していられるよ!
必要なカロリーの計算方法について詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!
誤解しやすい最大ポイント:オーバーカロリー=ドライ増量、ではない
体重を増やしたい、痩せてしまう。
そのとき多くの人が最初にやるのが「ドライフードを増やす」です。
しかしサイトハウンドでは、これが失敗することがあります。
ドライ増量で起きやすいこと
- 便が一気に軟らかくなる
- 便の回数が増える
- 食べているのに体重が増えない(むしろ落ちる)
ここで覚えてほしいのは、次の一文です。
「食べた量」と「吸収できた量」は同じではない
便が崩れると、増やした分が体に入らず、便として出ていく割合が増えます。
これが「増やしたのに痩せる」の正体になりやすいです。
ローツェ私たちウィペットは特に軟便だから注意してね!
軟便について詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!
なぜドライ増量で軟便に振れやすいのか
ドライフードは、肉だけでできているわけではありません。
量を増やすほど「お腹の中で処理しきれない部分」も増えやすくなります。
サイトハウンドは体のつくりとして、消化の流れが速い傾向があります。
すると、増やした分の一部が十分に処理されないまま進み、便が軟らかくなりやすいことがあります。
さらにサイトハウンドでは、次の特徴が出やすいです。
“境界線”を超えると一気に崩れる
- 少し増やしただけなら平気
- あるラインを超えた瞬間に、急に軟便へ傾く
だからこう勘違いしがちです。
- 「昨日まで大丈夫だったから、もう少し増やしても大丈夫」
→ 境界線を超えて一気に崩れる
この性質のせいで、増量は「量」だけでなく、
- 何で増やすか
- どう増やすか
が決定的に重要になります。
ローツェ朝までは平気だったけど、夜ご飯の後に一気に崩れるとかは当たり前に起っちゃうから注意してね!
上乗せカロリーは“生の赤身肉”で調整すると成立しやすい
便が崩れやすい個体で体重を伸ばすとき、下記を軸に考えると崩れにくいです。
- ベースは総合的なフード(ドライなど)で固める
- 上乗せカロリーは、消化しやすく便を崩しにくい食材で調整する
- 候補として「生の赤身肉」が使いやすい
赤身の生肉(馬肉・鶏のささみ)は、上乗せに向きやすい理由があります。
赤身生肉が“調整弁”になりやすい理由
- 余計な混ざり物が少ない
- お腹の中で処理しやすい
- 便が崩れる原因になりにくい(崩れないとは言わない)
つまり、
- ドライを増やすと便が崩れる個体でも
- 赤身の生肉で上乗せすると、便を保ったまま体重に乗ることがある
という形が成立しやすくなります。
ローツェお肉について詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!
生肉は万能ではない。増やし方を間違えると普通に崩れる
生肉は便利ですが、万能ではありません。
次の条件がそろうと、便は普通に崩れます。
生肉で崩れやすい典型パターン
- 脂肪が多い肉に変えた
- 一気に割合を上げた
- 保存・解凍・扱いが雑になった
危険な誤解はここです。
- 「生肉なら何でも便が安定する」
- 「生肉は絶対に崩れない」
正しくはこうです。
生肉でも「種類」「脂」「量」「増やし方」で便は崩れる
だから“設計”が必要
生肉導入の“現場設計”:いつから/どれくらい/どう進めるか
開始時期の目安
- 生後2〜3か月から、少量トッピングとして導入は現実的
開始量の目安
- まずは 1食の総カロリーの5〜10%
「g」ではなく「カロリー比」で考えると、増量しすぎを防ぎやすいです。
導入手順(安全側)
- パピーの迎え入れ直後は環境変化が大きい
- まずはベースの食事を固定し、便が安定するのを確認
- その後に生肉を少量トッピングで追加する
ここでやりがちな危険行動は次の2つです。
- 家に来た初日から生肉を足す
- いきなり完全生食へ切り替える
子犬の時期は成長途中なので、食事のバランスが崩れると将来に影響する可能性があります。
現実的に安全なのは、
ベースは総合的なフードで固める
生肉は“微調整”として使う
という運用です。
便の見方:回数より“質”。回数が多いだけで焦らない
サイトハウンドでは、便の回数が多めになることがあります。
回数だけで失敗と決めるのは早い場合があります。
便のチェック項目(最重要)
- 水っぽくない
- 形がある
- 急に強い悪臭にならない
- 粘りが増えすぎない
- 明らかな異常(血が混じるなど)がない
回数が多くても質が安定しているなら、すぐに中止とは限りません。
重要なのは 質の安定です。
ローツェ妹のヌプツェは、月齢3ヶ月の時には8回ぐらいうんちをしていたよ!
毎日増えているなら“吸収が成立している”可能性が高い
体重が右肩上がりなら、少なくとも現時点で
- 食欲
- 消化
- 吸収
が大きく崩れていない可能性が高いです。
もちろん体重だけで判断はしません。
ただし「毎日増える」という現象は、
- 今の食事設計が破綻していない
という強い裏付けになります。
ローツェヌプツェは毎日約100gほど増えていってたよ!
オーバーカロリー運用の本質:数字より“結果”。結果で数字を決める
必要カロリーの「100%」はあくまでも目安です。
サイトハウンドでは、その目安が合わない個体がいます。
判断の順番
- 便が安定しているか
- 体重が増える/維持できるか
- 体型が崩れていないか
- 元気・食欲が安定しているか
この結果がそろうなら、1日の必要総カロリーの110%や120%は その子にとっての最適化として成立し得ます。
ローツェ私もヌプツェも120%ぐらいは食べてるけど、便も安定しているし、体系も維持できているよ!
増量の最重要ルール:“一度に変えるのは1個だけ”
便を崩さず改善する鉄則はこれです。
変えるなら1個だけ
同時にいろいろ変えない
便が崩れたときに原因が分からなくなるからです。
正しい増やし方(崩れにくい&切り分けできる)
- まず 1食だけ 生肉の割合を上げる
- 増やす幅は小さく
- 10% → 12〜13% → 15% のように少しずつ
- 変更後は数日固定して観察する
これができると、崩れたときも
- 何を戻せばよいか
- どこが境界線か
を把握しやすくなります。
ローツェ一気に変えちゃうと意味が解らなくなるから、様子を見て少しづつ増やしていってあげてね!
増量ステップの“完全手順”
ここからは、実際にそのまま使える「増量ステップ」を、細かく書きます。
重要なのは、一気に上げないことです。
ステップ0:動かしていい条件を確認する
次が全部OKなら、増量を検討できます。
- 便の質が安定している
- 体重が右肩上がり、または理想体型を維持できている
- 食欲が落ちていない
- 吐き戻しがない
ステップ1:まずは「1食だけ」増やす
例:生肉が1食10%なら
- 1食だけ 12〜13% にする
- 他の食事は変えない
ステップ2:数日固定する
- 変えたら数日固定
- 便の質と体重を観察する
- “すぐ崩れない”こともあるので、短期で判断しない
ステップ3:問題がなければ「2食目」
- 2食を12〜13%にする
- 残りは10%のまま
ステップ4:最大でも「15%」付近まで
子犬の段階では、いきなり高比率にしない方が安全側です。
まずは 15%付近まで を目標にし、便と体重が崩れない範囲で止めます。
ローツェ成犬の場合も少しづつ様子を見ながら調整してあげてね!
ありがちな“崩れる増量”パターン集
成功の近道は、失敗例を先に潰すことです。
よくある崩れ方をまとめます。
失敗例1:全食を同時に増やす
- 10%→15%を4食全部で同時に変更
→ 便が崩れたとき原因が切り分けできず、戻すのが遅れる
失敗例2:生肉を増やすのと同時にドライも変える
- 生肉を増やす
- ベースフードの種類や比率も変える
→ 何が原因か分からず迷走しやすい
失敗例3:脂の多い肉でカロリーを稼ぐ
- 赤身から脂の多い肉へ
→ 便が急にゆるくなることがある
失敗例4:「便が少しゆるい=もっと足りない」と勘違いして増やす
便がゆるいのは、足りないのではなく 処理しきれていないサインのことがあります。
ここで増やすと崩れが加速しやすいです。
子犬期に避けたい“やらないリスト”
子犬の時期は、やってはいけないことがはっきりしています。
特に「生肉を増やしたくなる時期」に踏みやすいので要注意です。
避けたい行動
- いきなり完全生食に切り替える
- 短期間で生肉の種類を増やす
- 内臓肉を早い段階で多く入れる
- 骨を与える
- 脂っこい肉でカロリーを稼ぐ
この「やらないリスト」は、怖がらせるためではありません。
いま安定しているものを壊さないための現場ルールです。
ローツェ私のおすすめは馬肉だよ!
高カロリー、低脂質で筋肉にいい働きをしてくれるよ!
チェック表:便・体重・食欲で“正しい答え合わせ”をする
最後に、ここまでの内容を「チェック表」に落とします。
このチェック表があると、数字に振り回されにくくなります。
便チェック(毎日)
- □ 水っぽくない
- □ 形がある
- □ 急に強い悪臭にならない
- □ 粘りが増えすぎない
- □ 明らかな異常がない(血が混じるなど)
体重チェック(できれば毎日)
- □ 右肩上がり(子犬)
- □ 体型が痩せすぎていない
- □ 体型が太りすぎていない
食欲・元気チェック(毎日)
- □ 食欲が落ちていない
- □ 吐き戻しがない
- □ 元気がある
この3つが揃っているなら、今の設計は「合っている」可能性が高いです。
ローツェ可能なら毎日体重はチェックして、記録してあげてね!
サイトハウンドの子犬給餌は「便×体重×体型」で設計する
運用ルール(これだけ守れば事故率が下がる)
- 生肉導入は生後2〜3か月から少量で
- 月齢より、便と体重の安定を優先する
- ドライ増量で軟便に振れやすい個体がいる
- 上乗せカロリーは、赤身の生肉で調整すると成立しやすい場面がある
- 増やすなら「1食だけ」「少しずつ」「数日固定」
- 子犬期は危険な変数(急変・多種類化・脂質稼ぎ・内臓・骨)を増やさない
- 数字は目安。結果で最適な数字を決める
ローツェよくある質問
Q:生肉を増やすほど良いの?
増やすほど良いわけではありません。
生肉を増やすほど「設計が難しくなる」ので、子犬期は特に ベースを崩さず微調整に使う方が安全です。
Q:便の回数が多いのが心配
回数より質が大事です。
水っぽくない、形がある、急な悪臭がないなら、回数だけで失敗と決めない方がよい場面があります。
Q:オーバーカロリーは本当に必要?
必要な個体がいます。
決め手は数字ではなく、便・体重・体型が成立しているかです。
計算通りで痩せていくなら、結果を見て補正する発想が必要です。
まとめ|子犬の生肉は「正解を探す」のではなく、便と体重で“その子の最適解”を作る

子犬に生肉を与える際、多くの飼い主が「いつから始めればいいのか」「どれくらいの量が正しいのか」と数字や月齢に答えを求めがちですが、この記事で一貫してお伝えしてきた結論は明確です。
生後2〜3か月という目安はあっても、本当の判断基準は月齢ではなく、便の質・体重の増え方・食欲の安定にあります。
特にサイトハウンドは、一般的な給餌量通りに与えても痩せやすく、ドライフードを増やすと軟便に振れやすい犬種特性を持っています。
そのため、「体重が増えない=量が足りない」と短絡的に判断するのではなく、食べたものがきちんと吸収されているかどうかを便で読み取る視点が不可欠です。
生肉(特に赤身肉)は、ドライフードを置き換える主役ではなく、軟便を悪化させずにカロリーを微調整するための調整弁として使うことで力を発揮します。
ただし、生肉は万能ではなく、脂の多い肉を選んだり、一気に割合を増やしたり、複数の変更を同時に行うと、かえって便が崩れる原因になります。
安全に進めるためには、「1食だけ・少しずつ・数日固定」という増量ルールを守り、便と体重を見ながら一歩ずつ調整していくことが重要です。
この記事の内容を実践すれば、子犬に生肉をいつから始めてもいいのかという不安や、軟便で体重が増えないといった悩みに振り回されることなく、「この子には今、この設計が合っている」と自信を持って判断できるようになります。
正解を探し続ける食事管理から卒業し、便と体重を味方につけた落ち着いた給餌を続けていくことが、子犬期の安心と将来の健康につながります。
生肉をうまく使って、愛犬の健康を守ってあげてください。
あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。
ローツェ最後まで読んでいただきありがとうございました。
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