

ショーラインとレーシングラインって何が違うの?

見た目は似ているのに、走りが全然違うのはなぜ?

なんでレーシングタイプの方が速いの?

ウィペットを迎えたいけど、タイプの違いが分からない

ショータイプでも走る?レーシングタイプは家庭犬向き?

ショーとレーシングの交配で何が生まれる?
こんな疑問・悩みを解決します。
1.ショータイプとレーシングタイプのウィペットとは?
2.ショータイプとレーシングタイプの骨格構造の違い
3.筋肉構造の違い
4.走りのメカニズムの違い
5.ミオスタチン(MSTN)遺伝子とは?
6.ミオスタチン × タイプ別の傾向
7.ショー × レーシングの交配で起こること
この記事では、ショータイプとレーシングタイプの違いがわかり、あなたの目的に合った最適なウィペット選び・育成・競技判断ができるようになる為の情報を紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

ショータイプとレーシングタイプのウィペットとは?
ショータイプ(ショーライン)とは
ショータイプのウィペットは、JKC・FCI の犬種標準(スタンダード)に基づき、「美しい骨格・均整・シルエット」 を重視して繁殖されています。ショーにおける評価基準は、
- バランスのとれたアングレーション
- トップラインの曲線美
- 骨量
- 動きの正確さ
など、総合的な「美しさ」です。
ショータイプの特徴
- 骨量がしっかりしている
- 胸の深さがあり、丸みのある体格
- 背線(トップライン)が美しい弓形
- 伸びやかなストライドで優雅な走り
- 筋肉量は“美しく見える範囲”で適度
- 性格は落ち着きがあり、家庭向き
スタンダード上の理想に従って繁殖されるため、芸術品のような美しいシルエットが強調されます。
レーシングタイプ(レーシングライン)とは
一方、レーシングタイプのウィペットは 「レースで速く走る」 という目的で選抜されてきたラインです。
犬種標準よりも、実際の走行性能こそが繁殖の主目的であり、競技成績の良い個体を中心に世代を重ねてきた結果、骨格構造・筋肉構造・反応速度までもが速さ特化型へ進化しています。
レーシングタイプの特徴
- 骨格が軽量で細く、無駄がない
- 大腿部やハムストリングが非常に発達しやすい
- ピッチ(足の回転数)が速い走り
- 肩甲骨・上腕の角度がスプリント向け
- ルアーに対する反応速度が極めて高い
- 性格はスイッチが入りやすく、狩猟本能が強い
レーシングラインは、実走(タイム)で評価されるアスリート犬と言えます。
ローツェ私はショータイプのウィペットだよ!
ショータイプとレーシングタイプの骨格構造の違い

ウィペットの走りを決める大きな要素は、「骨格(アングレーション)」だよ!
タイプごとに選抜基準が違うから、骨格の“角度”や“形状”にも明確な差があるんだって!
前肢(肩〜肘)の構造
ショータイプの前肢
- 肩甲骨は適度な後傾
- 上腕(肩〜肘)は比較的長く、前後に伸びる大きなストライドを生む
- 歩様の“伸び”を重視した角度
ショータイプは「動きの優雅さ」を評価されるため、肩と上腕の角度は滑らかで美しい構造をとります。
レーシングタイプの前肢
- 肩甲骨がやや後傾し、地面を掴むような運動が得意
- 上腕がショーより短めになることもある
- ストライドよりも ピッチ速度(回転数) を優先した構造
ショーのような大きな“伸び”より、速いピッチでの加速に適した骨格となります。
後肢(膝・飛節)の構造
ショータイプの後肢
- 膝・飛節の角度が美しく、丸みのあるアーチを構成
- 過度に深い角度ではなく“バランス重視”
レーシングタイプの後肢
- 膝が深く入り、飛節が低い
- 反発的な力(後肢の蹴り)を最大化
- 爆発的な加速を生むアスリート向け構造
後肢はスプリント性能に直結するため、レーシングタイプでは特に差が顕著です。
背線(トップライン)
ショータイプ
- 胸から腰にかけて滑らかな弓形
- スタンダードに基づく“美しさ”を最重視
- 立姿でも走行時でも絵になる構造
レーシングタイプ
- ショーよりアーチが浅いこともある
- 走行効率を最大化する“実用的なカーブ”
- 背中の伸縮が大きく、ストライドに影響
見た目の曲線美より、機能性が重視されます。
ローツェ骨格から違ったら、勝てるわけがないよね…
筋肉構造の違い|密度・量・つき方が全く違う
ショータイプの筋肉
- 均整のとれた丸い筋肉
- 骨量とのバランスが美しい
- “芸術的に美しい体”が理想
レーシングタイプの筋肉
- 大腿四頭筋・ハムストリングが強烈に発達
- 腰背筋(長背筋)が太く、しなりの大きい加速
- 筋肉の「密度」が高く、体全体が引き締まる
レーシングタイプは、いわば 短距離選手の筋肉構造です。
ローツェレーシングウィペットは私より遥かに大きいくて太い足腰をしているよ!
走りのメカニズムの違い
ショータイプの走り
- ストライド(1歩の幅)が大きい
- ピッチは中程度
- 伸びやかで優雅な走り
- フィールドでの見栄えが良い
レーシングタイプの走り
- ピッチが非常に速い
- 初速(スタート)が鋭い
- ストライドは必要以上に大きくない
- 100m・200mなどの短距離で圧倒的
短距離では 1秒以上の差がつくことも珍しくありません。
ローツェレーシングウィペットの速い子は、100mを6.297秒で走るんだよ!
ミオスタチン(MSTN)遺伝子とは?筋肉量と走りを左右する重要因子

ミオスタチン(Myostatin)は、筋肉の発達を抑制する遺伝子で、筋肉の量・密度・スプリント性能 に大きく影響するんだよ!
ミオスタチンの3タイプ
N/N(ノーマル型)

- 筋肉量は標準
- スタミナがあり、均整のとれた体
- ショータイプに多い
M/N(ヘテロ型)


- 筋肉がつきやすい
- スプリント能力が高い
- レーシングタイプの大半がこの型
- レースで最速の結果を出す“黄金比”
M/M(ホモ型)

- 過剰な筋肉量(Bully Whippet)
- 重すぎてスプリントには不向き
- 健康上のリスクもあるため繁殖では避けられる
ローツェこうやって比べると全然違うね!
ミオスタチン × タイプ別の傾向
ショータイプの遺伝子傾向
- N/N が圧倒的
- 美しさ・バランスを重視した選抜
- 過剰な筋肉ではなく、適度なラインが評価
レーシングタイプの遺伝子傾向
- M/N が多い
- 実際の「速さ」で選抜
- 反応速度・ピッチ・加速の全てが高い
ミオスタチンの違いは、走りのメカニズム全体に影響する事実が確認されています。
ローツェ生まれた時点から全然違うんだね。
ショー × レーシングの交配で起こること
N/N × M/N の交配
- 50%:N/N
- 50%:M/N
→ ハイブリッド型の優秀なスプリンター個体も出現
M/N × M/N の交配
- 25%:M/M(避けたい)
- 50%:M/N(最優秀)
- 25%:N/N
競技者・ブリーダーは、この遺伝子比を理解した上で繁殖を行います。
総合まとめ|ショータイプ vs レーシングタイプ+ミオスタチン遺伝子
| 項目 | ショータイプ | レーシングタイプ |
|---|---|---|
| 選抜基準 | 美・均整・骨格 | 速さ・反応速度・ドライブ |
| MSTN | N/Nが多い | M/Nが多数 |
| 骨格 | 美しいアングル・曲線美 | 軽量で効率的 |
| 筋肉 | 均整が美しい | 高密度で爆発力 |
| 走り | 優雅で伸びる | ピッチ速く初速が強烈 |
| 気質 | 落ち着き、家庭向き | ハイドライブで競技向き 競技以外は落ち着き、家庭向き |
ローツェレーシングウィペットもショータイプウィペットも家での生活は変わらないよ!
まとめ|ショータイプとレーシングタイプでは遺伝子が違う

ショータイプとレーシングタイプのウィペットは、同じ犬種でありながら 繁殖目的が異なることで骨格・筋肉・走行性能・遺伝子レベルまで大きく違う個性を持ちます。
ショータイプは美しさと均整に優れ、レーシングタイプはスプリント競技で圧倒的な性能を発揮します。
さらに、ミオスタチン遺伝子(MSTN)の違いは、スプリント能力に直結する重要な要素であり、N/N・M/N・M/M の違いによって走りの質が変わります。
スポーツ目的でウィペットを迎えるのか、ショーで活躍させたいのか、または繁殖計画を立てるのかによって、どのタイプを選ぶべきかは変わります。
またレーシングウィペットだからと言って、一緒に暮らすのは大変などの難しさはありません。
ショータイプウィペット同様に、人懐っこく、甘えたです。
レーシングウィペットを家族に迎えたいのであれば、ルアーコーシングのレース会場や練習会に足を運び、レーシングウィペットのオーナーさんと仲良くなって情報収集をしてみてください。
そしてレーシングウィペットとショータイプウィペットの走りの違いなども見てみてください。
本記事が、ウィペットの特性を理解し、適切な選択・育成・繁殖に役立つことを願っています。
ローツェ最後まで読んでいただきありがとうございました。
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