

JRC.westってどんな団体?

「わんちゃんファースト」の正体は?

JRC本部の「聖地」ってどんな場所?

猛スピードで走って、ゴール後ちゃんと止まれる?

ルアーに「本物の毛皮」を使う理由って?

タイム計測ってどれくらい正確なの?
こんな疑問・悩みを解決します。
1.「わんちゃんファースト」を貫く運営の誇り
2.聖地・秋田から継承する「怪我ゼロ」への誓い
3. 0.001秒を刻む!誤差を許さない精密計測
4.命を守る。天然芝と70mの安全ランオフ
5.本能が覚醒するウサギの本物の毛皮ルアー
6.愛犬の目を見て!絆を深めるための約束事
走るのが大好きな愛犬に、最高の「安全」と「本能の喜び」を。
この記事では、秋田の聖地から引き継いだ「怪我をさせない」設営のこだわりや、0.001秒の精密計測、そして野生を呼び覚ます本物の毛皮ルアーの秘密を公開します。
愛犬を誰よりも想うあなたにこそ知ってほしい、JRC.west代表の想いや、舞台裏の物語を紹介していきます。

第1章:本能を解き放つ場所。JRC.westが追求する「最高の走り」の定義
ドッグスポーツに参加する本当の目的とは、一体何でしょうか?
それは単なるタイムの優劣を競うことではなく、愛犬が本来持っている能力を正しく、そして安全に発揮させ、心身ともに深い満足感を得られる時間を共有することにあります。
飼い主様ではなく「犬」が主役であるという信念
JRC.westのすべてのスタッフが共通して持っているのは、「主役は常に犬である」という揺るぎない信念です。
たとえイベントのスケジュールがタイトであっても、たとえ飼い主様のご要望があったとしても、私たちは「今、目の前のわんちゃんにとって、それが本当に安全か、楽しいか」を最優先に判断します。
この徹底した「犬第一主義」こそが、多くのレーシングドッグ・オーナー様から信頼を寄せていただいている根幹なのです。
本場・秋田のDNAを継承する関西の拠点
JRC.westの母体であるJRC(Japan Dog Racing Crew.)本部は、秋田県三種町にある「Supersonic Racing Park」にあります。
ここは日本のドッグレース界における「聖地」とも呼べる場所です。
そこで長年培われてきた「犬を安全に、かつ本気で走らせるための高度なノウハウ」を、関西の地においても一寸の妥協もなく再現しています。
第2章:伊東日四郎会長の情熱。聖地「Supersonic Racing Park」誕生の物語
JRCの原点を知るためには、秋田の本部がどのような想いで作られたのかを語らなければなりません。
この日本唯一の常設コースは、JRC会長・伊東日四郎氏の15年以上にわたる夢と、愛犬たちへの底知れぬ愛情によって結実しました。
「怪我をする犬を1頭も作らないために」という原点
伊東会長がルアーコーシングの世界に足を踏み入れて約20年。
JRCの前身である**TLCC(東北ルアーコーシングクラブ)**の最初の立ち上げから試行錯誤を繰り返してきた長年の経験が、一つの答えに辿り着きました。
それが「怪我をさせないための、理想の常設コースを作る」という決意でした。
それまでは秋田県大潟村の会場で10年もの間お世話になりながら、理想の環境を追い求めてきました。
しかし、コロナ禍という未曾有の事態が訪れます。
「走れない間も、犬たちはどんどん歳を取っていく。人生は一度きり。1日でも早く、この子たちが安全で安心なコースで思い切り走れる場所を作ってあげたい。愛する『孫(犬)』たちが輝く姿が見たい」。
その一心で、驚異的な情熱によってわずか4ヶ月で完成させたのが、今のSupersonic Racing Parkなのです。
そこには「全ての犬たちが輝けるように」という、愛情いっぱいの願いが込められています。
第3章:0.001秒を刻む光のセンサー。精密なタイム計測の裏側
JRC.westでは、人間のアスリートが挑む競技計測と同じレベルの厳密さで、愛犬たちの走りを記録しています。
光電管センサーによる非接触計測
私たちが採用しているのは「光電管(こうでんかん)」センサーです。
これは、スタートとゴールの地点に目に見えない「光の壁」を設置する装置です。
愛犬の鼻先がその光を遮った瞬間に、時計が1000分の1秒単位で動き出し、ゴール地点で再び光を遮った瞬間に止まります。
手動のストップウォッチではどうしても発生してしまう「人の反応による誤差」を排除した、0.001秒単位の真実の記録。
これが愛犬のポテンシャルを正しく知る指標となります。
犬種クラスごとの公平性を守る「高さ調整」
正確な記録を提供するためには、犬の大きさに合わせたセンサーの高さ調整が欠かせません。
JRC.westでは、まずミニチュアピンシャーなどの「体高の低いわんちゃんクラス」から走行を開始します。
そのクラスの全頭が走り終えたタイミングで、一度運営を止め、イタグレ、ウィペット、グレイハウンドのような「背の高いわんちゃんクラス」に合わせて、スタッフの手によってセンサーの高さを一括で再調整します。
手間はかかりますが、この工程を省かないことが、すべての子に公平な記録を提供するための誇りです。
第4章:命を守るコース設営。JRC.westが守り抜く「場所」の条件
私たちJRC.westが開催場所を選ぶ基準は、非常に厳格です。
それはすべて、伊東会長が築き上げた本部の高い安全基準に基づいています。
「天然芝」は譲れない絶対条件
時速70km近いスピードで急加速するルアーコーシングにおいて、地面の状態は犬の寿命を左右します。
JRC.westが開催するフィールドは、天然芝であることを絶対条件としています。
天然芝は、犬の爪がしっかりと地面を捉える「グリップ力」と、着地時の衝撃を逃がす「クッション性」を兼ね備えた、足腰に最も優しい素材だからです。
70mの「ランオフ」:高速犬への深い思いやり
JRC.westではオーバル(楕円)コースは行わないため、競技中の激しい急旋回による負担は基本的には起こりません。
しかし、ルアーアタック(捕獲)の瞬間には、ターゲットを仕留めるための独特な動きが発生します。
また、最高速度に達したレーシング犬にとって、ゴール直後に急ブレーキをかけることは、関節や筋肉に深刻なダメージを与えます。
そのため、JRC.westではゴールセンサーの先に**70mもの直線距離(ランオフ)**を確保しています。
ゴールセンサーを切った後の愛犬たちは、ルアーの減速と共に、自分のペースでゆっくりと、安全にスピードを落としていくことができます。
その道のりの先で、大好きなルアーにようやくアタックできる。
この余裕のある設計が、愛犬の心と体の両方を守るのです。
第5章:ルアー操作は芸術。愛犬を熱狂させる「追いかけっこ」の作り方
JRC.westのルアーコーシングが、なぜこれほどまでに犬たちを熱狂させるのか。
そこには、五感と本能に訴えかける「究極のこだわり」があります。
本物へのこだわり:ウサギの本物の毛皮(リアルファー)
私たちが使用するルアーは、人工のビニールや布ではありません。
JRC本部から直接取り寄せた**「ウサギの本物の毛皮(リアルファー)」**にこだわっています。
なぜ本物の毛皮を使用するのか。
それは、犬たちが数万年前から受け継いできた「狩猟本能」に直接火をつけるためです。
人工物にはない本物の獣の香りと、風を含んだ際の本物のなびき方。
これがサイトハウンドたちの鋭い視覚と嗅覚を釘付けにします。
そして最後に捕まえた瞬間の「本物の感触」こそが、彼らにとって何にも代えがたい最高のご褒美となるのです。
一人専任制:操作のギャップを無くす職人技
ルアーを操作するオペレーターを、JRC.westでは一人に固定しています。
人によって操作のリズムが変わってしまうと、犬は戸惑い、走りのリズムを崩してしまいます。
「いつもと同じ間合いで獲物が動く」という一貫性があるからこそ、犬たちは迷いなく全力を出せるのです。
第6章:運営スタッフが願うこと。記録よりも大切な「一走」の重み
私たち運営スタッフは、毎練習会、毎レースにおいて、多くの犬たちの走りを見守っています。
しかし、そこに一つとして同じ「走り」はありません。
愛犬の「今日」という一瞬を共に歩む
練習会やレースに参加するために遠方から足を運んでくださる、一頭一頭のわんちゃんたちのために、私たちは何時間も前からコースを作り、機材を1ミリ単位で調整し、安全を確認し続けています。
タイムが速いことは確かに素晴らしいことですが、私たちが最も心打たれるのは、走り終えた愛犬が、やり遂げたという満足げな顔で飼い主様の元へ戻り、そこで深い絆が再確認される瞬間です。
私たちのすべての努力は、その「数秒間の輝き」を支えるためにあるのです。
第7章:飼い主さんが知るべき実務的な注意点
最後に、当日の運営を円滑にし、愛犬を最大限に輝かせるために、飼い主さんにぜひ知っておいていただきたい大切なポイントをお伝えします。
これらは決して強制的なルールではなく、愛犬とより長くスポーツを楽しむための「愛情のコツ」として捉えていただければ幸いです。
出走前のひととき:心と体を整える「準備のウォーキング」
全力でコースを駆け抜ける前には、愛犬のエンジンをゆっくりと温めてあげる時間が必要です。
いきなり全力で走ると、冷えた筋肉に急激な負荷がかかり、怪我の原因になることがあります。
出走の準備が整ったら、まずはリラックスした状態で5分〜10分ほど軽くウォーキングをしてあげてください。
筋肉が柔軟になり、愛犬の集中力を高める大切な儀式となります。
走り終えた後の「15分ウォーキング」という慈しみ
全力疾走した後の筋肉には、一時的に疲労物質が溜まった状態になります。
これをスムーズに流してあげるのが、走り終えた後のクールダウンです。
目安として**「15分程度のウォーキング」**をおすすめしていますが、これは状況や愛犬の体調に合わせて柔軟に調整していただいて構いません。
数分でも一緒に歩いてあげるだけで、体の回復はぐっと早まります。
「頑張ったね」と語りかけながら歩くその時間は、愛犬にとって最高の心のケアにもなります。
マズルガードとの正しい付き合い方
秋田の多頭レースでは安全上「必須」となりますが、JRC.westの通常の練習会やレースにおいては必須とはしていません。
ただし、ルアーへの執着が非常に強く、一度噛み付くと激しく振り回したり離さなかったりする子の場合は、ルアーを引き剥がす際の衝撃から歯を守るという観点で「装着してあげると安心ですね」と、その子の個性に合わせたご提案をさせていただいています。
デジタル機器ごしではなく「あなたの目」で見てください
これが、私たち運営スタッフから飼い主様へお伝えしたい、最も切実なお願いです。
スタートラインで愛犬が獲物でるルアーを見据えて準備万端なのに、ゴール地点で飼い主様がカメラやスマホの撮影準備に手間取り、愛犬の一番いいスタートのタイミングを逃してしまう場面をよく目にします。
わんちゃんは、あなたの「視線」を待っています。
デジタル機器の画面ごしに我が子を見るのではなく、**あなた自身の生の目で、愛犬が大地を駆ける勇姿をしっかりと焼き付けてあげてください。**
そしてゴールした瞬間、心からの拍手と最高の笑顔で迎えてあげてください。
それこそが、愛犬にとって世界で一番の報酬であり、最高の喜びになるのです。
【まとめ】JRC・JRC.westが約束する「わんちゃんファースト」な最高のステージ

伊東会長が「怪我をする犬を1頭も作りたくない」と願い、秋田に築いた聖地のDNA。
そしてJRCの前身である**TLCC(東北ルアーコーシングクラブ)**から受け継がれる情熱。
それらすべてを結集したJRC.westは、天然芝、0.001秒の精密計測、安全に配慮したコース設営、そして本物のリアルファーで、今日も愛犬たちが輝ける場所でお待ちしております。
私たちは、ただタイムを刻むだけの団体ではありません。
愛犬たちの「本能」を祝福し、その一走一走が飼い主様と愛犬にとって一生の思い出になるよう、真剣に舞台を整え続ける職人集団です。
正しい知識と運営への深いご理解、そして何より愛犬を想う飼い主様の視線が揃ったとき、ドッグスポーツは最高に美しいものになります。
次回の会場で、全力を出し切り、生命の輝きを放つわんちゃんたちに会えることを、スタッフ一同、心より楽しみにしています。
JRC.west 代表 渡邉 智子
ローツェ最後まで読んでいただきありがとうございました。
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