回復スピードが劇的に変わる!?ルアーコーシング後の疲労回復メソッド

ルアーコーシングで走り終わった直後、愛犬の身体の中では想像以上の負荷がかかっています。

レースのわずかな時間で、筋肉は強い収縮を繰り返し、心拍数は急上昇し、呼吸と体温調整のために大量のエネルギーが消費されます。

さらに、獲物を追う本能が刺激されるこの競技は、レース後もしばらく興奮状態が続きやすく、筋肉だけでなく精神面にも大きなストレスが残ります。

だからこそ、大会終了後 “当日” のケアが非常に重要です。

適切なクールダウン、水分・栄養補給、肉球や関節のチェック、精神的な落ち着かせ方、就寝までの過ごし方…。

これらを正しい順番で行うことで、翌日の疲労が大きく減り、怪我のリスクが低下し、次の大会でも安定した走りを引き出せます。

本記事では、スポーツ科学と犬の生理学の両面から、愛犬が最大限のパフォーマンスを発揮し続けるために欠かせない「大会後の最適ルーティン」をわかりやすくまとめています。

愛犬をただ“走らせるだけ”ではなく、アスリートとして大切にケアしたい飼い主さんにこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。


こんな疑問・悩みをもったあなたに向けた記事

レース後のテンションがなかなか下がらないんだけど…

クールダウンは必要?

水分はどのくらい飲ませるの?

回復食ってあるの!?

大会後の適切な食事のタイミングは?

翌日の過ごし方が分からないんだけど…


こんな疑問・悩みを解決します。


記事内容

1.大会終了直後に最優先ですべきこと

2.大会後90分以内の栄養補給と水分管理

3.帰宅後のコンディショニング

4.精神的なクールダウン

5.夕食

6.翌日の疲労を軽減する方法


この記事では、ルアーコーシング大会後の愛犬を、疲労回復・怪我予防・精神ケアの観点から正しくサポートするための“当日ケアを詳しく紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。


目次

大会終了直後に最優先ですべきこと

ルアーコーシングで走り終わった直後は、犬の身体は“戦闘モード”から抜け出せず、交感神経が高ぶったままです。
この時間帯の対応が、疲労回復のスピードを大きく左右するんだよ!
少し詳しく紹介するね!


5〜10分のクールダウンウォーク

いきなり車に戻したり抱き上げたりすると、

・心拍が急激に落ちる
・筋肉が固まりやすい
・乳酸代謝が遅れる

といった問題が起こります。

走り終わった直後は リードをつけてゆっくり歩くこと が最重要。

歩くことで筋肉のポンプ作用が働き、代謝産物の排出がスムーズになります。


呼吸を整える“歩き時間”をつくる

犬は運動後のパンティングによって体温調節を行います。

歩いて風を当てながら落ち着かせることで、体温が適切な速度で下がり、安全にクールダウンができます。


ストレッチは絶対に行わない

人間では軽いストレッチが推奨されますが、犬の場合は“他者によるストレッチは危険”。

  • 筋繊維が微細損傷している
  • 犬が力を抜ききれない
  • 急伸展で関節・腱を痛めるリスク

犬は走り終わった後に自然と“のび”をするため、自発的ストレッチに任せるのが最も安全です。


違和感がある部位のみアイシング(10分以内)

犬全身のアイシングは不要ですが、次の部位には効果があります。

  • 肉球の軽い擦過
  • 肩(着地衝撃が強い)
  • 太もも(大腿四頭筋・ハムストリングの張り)

氷を直接当てず、薄手のタオルを挟み 10分以内が安全。

ローツェ

私は秋田のSupersonic Racing Park にはプールを用意してくれてるから、アイシングが簡単にできるんだよ!


大会後90分以内の栄養補給と水分管理

ルアーコーシングは短時間でもエネルギー消費が激しいから、走り終わった後の栄養補給は“当日中の回復スピード”を劇的に左右します。
少し詳しく紹介するね!


まずは水分と電解質(非常に重要)

興奮とパンティングにより体内の電解質が失われやすく、特にウィペットやイタグレは脱水しやすい傾向があります。

おすすめ:

  • アミノペッツ
  • 常温の水
  • ヤギミルク

※冷水は胃腸を刺激するため避けるのが無難。

ローツェ

アミノペッツについて詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!


素早く吸収されるエネルギー源

犬の筋肉は走り終わった後すぐに“回復モード”に切り替わるため、大会終了90分以内に以下のような消化しやすい食材が適しています。

  • 少量の馬肉
  • ゆでた鶏むね
  • 白身魚
  • 野菜スープ

特にアミノ酸が豊富な馬肉は筋損傷の修復に有効で、翌日の疲労感が大きく変わります。

ローツェ

馬肉について詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!


避けるべき食事

  • 脂肪分の多い肉(牛・ラムの脂身)
  • ドッグフードの“増量”
  • 冷たい食事

これらは消化負担が高く、回復が遅れます。

ローツェ

消化のいい食事をあげるようにしてね!


帰宅後のコンディショニング(大会後2〜3時間)

帰宅してからのケアは、筋肉・神経系の回復をさらに促すと、翌日のパフォーマンスが全然違うんだよ!


シャワー・入浴は当日は避ける

運動後の急激な温度変化は筋肉を硬直させることがあります。

特にウィペットやイタグレは体脂肪が少なく冷えやすいため、当日のシャンプー・シャワーは避けるのがベスト。


軽いマッサージで筋緊張を和らげる

おすすめ部位:

  • 大腿四頭筋
  • ハムストリング
  • 臀部
  • 肩周り
  • 脊柱沿い

“なでるように表面をほぐす”イメージで、強圧は禁物。筋繊維を傷めてしまい逆効果です。

ローツェ

マッサージする時に、ローションとしてマッスルマジックを使うと効果が倍増だよ!
マッスルマジックについて詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!


肉球のチェックと保湿

レース中の急激なターンやスライドで負荷がかかるため、

  • ひび割れ
  • 擦れ
  • 小石の刺さり

などをチェックし、必要であれば犬用バームで保湿します。

ローツェ

手根球のケアもしっかりしてあげてね!
手根球を守るためにはバンテージが必須だよ!
バンテージと肉球ケアについて詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!


精神的なクールダウン(大会後に最も大切な項目)

ルアーコーシングは“獲物追跡本能”が高まる競技だから、走り終わった後も興奮が長時間続いちゃうんだよ!


静かな場所で飼い主と一緒に歩く

刺激の多い場にずっといると興奮が落ち着きません。

落ち着いたエリアで5〜10分歩くと、愛犬は安心感を取り戻しやすくなります。


他犬との急接触を控える

走り終わった後は興奮による衝動行動が起きやすいため、知らない犬同士の挨拶は避けるのが最も安全。


帰宅後は静かな環境をつくる

大会は刺激が多く、犬の脳は情報過多の状態。

帰宅後は

  • 大音量
  • 強い光
  • 過剰なスキンシップ

を避け、愛犬に落ち着ける時間を与えます。

ローツェ

クールダウンはすごく大事だから、絶対にやってあげてね!


大会後の夕食(帰宅後数時間以内)


消化の良い“回復食”を与える

夕食は以下のような、負担の少ないメニューが理想です。

  • 馬肉のボイル
  • 鶏むね+柔らかい野菜
  • 白身魚のスープ
  • 必要に応じてアミノ酸

脂肪の多い食事は吸収に時間を要し、翌日の回復を遅らせます。


量は普段より“少し少なめ”が基本

レース直後は内臓も疲労しており、大量の食事は胃腸に負担をかけます。

ローツェ

私はいつも通りの食事を食べるけど、いつもより多い量の食事は絶対にNGだからね!


夜のケアと睡眠の質を高める工夫

ルアーコーシング翌日の疲労を最小限にするためには、当日の夜の過ごし方が重要だよ!


冷え防止を徹底する

特にウィペット・イタグレは、筋肉が冷えると翌日硬直しやすくなります。

  • ブランケットや毛布
  • 風のない環境

などを整え筋肉が冷えないようにします。


刺激の少ない空間で早めに休ませる

テレビ・スマホ・大きな音は犬の脳を刺激し続けるため、睡眠の質が落ちます。

脳の回復には“静けさ”が必須です。

ローツェ

私たち犬の聴力は、人間より優れていて、特に高い周波数を聞き取る能力は人よりも約2.5倍優れてるっていわれてるから、できれば静かにすごさせてね!


翌日の疲労を大幅に軽減するコツ


完全オフより軽い散歩の方が回復が早い

翌日の軽い運動(アクティブレスト)が疲労物質の除去・筋肉の柔軟性維持に効果的とされています。

  • 20〜30分のゆっくり散歩
  • 時間をかけた地面嗅ぎ
  • 緩やかな坂道を少し歩く

などが回復に役立ちます。


急激な走りは避ける

翌日は

  • ダッシュ
  • 急旋回
  • 追いかけっこ

などの高強度運動は避け、“ゆっくり使う筋肉”を意識することが大切。

ローツェ

私は翌日でもおもちゃを持って、家中を走り回っているよ…
ホントは静かにすごす方がいいんだろうけどね…


まとめ|大会後のケアが翌日のパフォーマンスを決める

ルアーコーシングは、犬の瞬発力・スピード・敏捷性を最大限に使うハイパフォーマンスなドッグスポーツであり、走り終わった後の当日ケアは愛犬の健康維持とパフォーマンス向上に欠かせません。

本記事では、レース直後のクールダウンや水分補給、電解質バランスのケア、消化に優しい回復食、肉球や関節のチェック、精神的なクールダウン、そして夜の冷え対策や翌日のアクティブレストまで、走り終わった後の正しい過ごし方を詳しく解説しました。

これらのケアを丁寧に行うことで、疲労回復が早まり、怪我のリスクを大幅に減らし、次の大会や練習会でも安定した走りが引き出せるようになります。

日々の積み重ねが大切だからこそ、愛犬の体調やメンタルを守りながらルアーコーシングを楽しみ続けるために、本記事の内容をぜひ実践してみてください。

あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。

ローツェ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
もしよかったら下のボタンからインスタにも遊びに来てね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらこの記事をシェアしてね!
目次