

クレートってどれくらいの大きさが正解?

広いほうが良いの?それとも狭めが良いの?

ウィペットは一般的なクレートのサイズ表が当てはまらないの?

高さ・幅・奥行きの基準が分からないんだけど…

今のサイズがベストなのか不安なんだけど…
こんな疑問・悩みを解決します。
1.犬の車移動にクレートサイズが重要な理由
2.車移動に最適なクレートサイズの基本
3.ウィペット・イタグレなど細身犬種が気をつけたいポイント
4.ローツェの実例で見るクレートサイズの適正
5.長距離・深夜移動の休憩ルール
6.快適で安全な車移動をするための準備
この記事では、犬の車移動を安全・快適にするために、適正なクレートサイズの選び方から長距離・深夜の休憩ルール等を紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

車移動用クレートは「大きすぎる」と危険?

多くの飼い主さんがやりがちな誤解に、「クレートは広いほど快適でよい」という考えがあるよね!?
でも車移動に限って言えば、この考え方は逆効果なんだよ!
少し詳しく説明するね!
大きいクレートが安全性を下げる理由
車は想像以上に揺れる乗り物です。
車体が上下・左右・前後に揺れるたび、クレート内の犬も同じ方向へ引っ張られます。
クレートが広すぎると…
- 体が左右に大きく移動して転倒しやすい
- バランスを崩し、不安定な姿勢が続く
- 体力消耗が早まり疲れやすくなる
特にウィペット・イタグレのような細身で筋肉質な犬は、横揺れに弱く、「広い=安全」ではありません。
揺れ・急ブレーキで犬が振られる仕組み
急ブレーキの瞬間、犬の体には前方向への強い力がかかります。
クレートが広い場合、犬は前に滑り、クレート内で衝突が起こるリスクが高まります。
逆にコンパクトなクレートでは、犬が姿勢を低く保ちやすく、揺れによる“遊び幅”が少ないため安全。
車移動における「適度なコンパクトさ」の重要性
- 立つ
- 座る
- 丸まる
- 軽く寝返る
この4つができれば十分。
「余白の広さ」より「揺れへの強さ」が大切なのが車移動です。
ローツェ私たち犬は、広い空間より、狭い空間の方が落ち着くんだよ!
犬に最適なクレートサイズの決め方

サイズはどう決めればいいの?って悩むでしょ!?
ここでは“根拠のある正確な測り方”を紹介するね!
高さ:立って頭頂部が当たらない(+2〜5cm)
犬が自然に立った姿勢で、頭頂部(耳ではなく“てっぺん”)が天井に軽く余裕を持つこと。
耳が少し触れる程度は問題ありません。
目安:
- 体高(肩までの高さ)+10cm
または
- 座高(座った時の頭頂部)+3〜5cm
奥行(長さ):体長+10〜15cmが理想
体長(鼻先〜尾の付け根)に、+10〜15cmの余裕があればOK。
横向きに丸まって眠れる程度でよい。
幅:犬の肩幅×2.5〜3(必要以上に広いのはNG)
車移動では、幅が広いと体が左右に揺れやすいため逆効果。
犬の肩幅の 2.5〜3倍 がベスト。
例:ウィペット(肩幅18〜20cm)
→ 幅45〜55cmが理想領域。
犬種別に必要なクレートサイズの目安
● 超小型犬(チワワなど)
35〜40 / 50〜55 / 30〜35cm
● 小型犬(シーズーなど)
45〜50 / 60〜70 / 40〜45cm
● 中型犬(柴犬・ボーダーコリー)
55〜65 / 75〜85 / 45〜55cm
● ウィペット・イタグレ(細身犬種)
60〜70 / 75〜90 / 45〜55cm
幅は“細身に合わせて狭め”が安全。
ローツェあくまでも目安だから、愛犬のサイズで見極めてあげてね!
ウィペット/イタグレなど細身犬種は“幅コンパクト”が安全

サイトハウンドは特殊な体型ゆえ、標準サイズがなかなか合わないよね…
サイトハウンドのクレート選びのポイントを紹介するね!
細身犬種が横揺れに弱い理由
ウィペット・イタグレは、
- 胸が深く細長い
- 骨量が軽い
- 体脂肪が少ない
- 身体が長く、横幅が狭い
このため、横方向の揺れに体が大きく振られやすく、幅の広いクレートはかえって不安定さを生む。
実測サイズに基づくクレート選びのポイント
- 幅は必要最小限(45〜50cm)
- 高さは頭頂部+3〜5cm
- 奥行は体長+10〜15cm
「広ければ快適」は誤解で、“体を支えられるサイズ”こそ快適です。
ローツェウィペットは中型犬だけど、クレートの表通りで購入すると失敗する可能性があるから注意してね!
ローツェの実例:46×63×50cmは適正?

私は、小柄な11.0kgの女の子。
私が使っているクレートのサイズは、横46 × 奥行63 × 高さ50cm だよ!
これは実際に理想か?徹底分析したいと思います!
高さ:小ぶりウィペットなら理想的
座った時に頭頂部が軽く余裕があるなら最適。
50cmという高さは、小柄なウィペットには非常に良いライン!?
幅:46cmは揺れに強く落ち着きやすい
46cmという幅はウィペットにとって“最も安全に近い幅”。
左右の余白が大きすぎないため体が安定しやすく、精神的にも落ち着く。
奥行:63cmは丸まって眠れるなら十分
体長+10cm程度のため、過不足なし。
長距離移動でも問題ない。
総合評価:車移動なら“最適に近いジャストサイズ”
ローツェのクレートは、車移動において極めて安全性と快適性のバランスが良いと思います。
広すぎず、狭すぎない。
むしろ理想的と言えるのではないでしょうか!?
ローツェ私はこのサイズのクレートで、家から900km以上離れた秋田のSupersonic Racing Park に年数回行くけど、全然平気だよ!
長距離・深夜移動の休憩ルール

さっき秋田の Supersonic Racing Park に行くって言ったけど、ノンストップで行ってるわけじゃないよ!
パパが休憩時間をきっちり取ってくれるから快適だよ!
昼間移動:2時間ごとの休憩が理想
一般的には以下の理由で2時間ごとに休憩が必要。
- 姿勢固定による筋疲労の蓄積防止
- 水分補給
- 排泄
- 気分転換でストレス軽減
2時間ごとにSAや道の駅で散歩をしてリフレッシュ。
深夜移動:熟睡している場合は起こさなくてOK
深夜は、興奮要素も少ないため、愛犬の眠りが深くなる時間帯。
熟睡している時に外へ出すと、
- 自律神経が乱れる
- 移動後の疲れが増える
ため、逆にデメリットが多い。
深夜は3〜4時間の休憩間隔で十分。
冬季深夜は外気温リスクが高い
ウィペット・イタグレは被毛が非常に薄く、脂肪も少ないため、深夜のサービスエリアは外気温が低すぎる。
・関節の冷え
・筋肉硬直
・消化器の働き低下
が起こりやすいため、むしろ寝かせておく方が安全。
休憩時の散歩は“軽いクン活”がベスト
長距離移動中に走らせると、
- 興奮が高まる
- 再びクレートで落ち着きにくくなる
- 体温が乱れやすい
そのため、軽い散歩+クン活程度の低刺激行動が正解。
ローツェ長距離移動の時は、どこでご飯を食べるのかも重要だからね!
長距離移動は計画的に!
快適&安全な長距離移動のための準備
クレート内の敷物の選び方
- 厚手すぎるマットは揺れに弱い
- 滑りにくい低反発+薄手の毛布
- 夏は吸湿冷感、冬は保温素材
車内温度の最適レンジ
犬の快適温度は 18〜22℃
ウィペット・イタグレは 20〜23℃ が理想。
夏・冬で変わる注意点
- 夏:休憩時間は短め(熱いアスファルトを避ける)
- 冬:車内温度の管理をしっかり(床面が特に冷える)
出発前・到着後にすべきこと
・出発前
軽い散歩+排泄
激しい運動はさせない(疲労が蓄積)
・到着後
外で5〜10分リセット散歩
急な運動は避ける
ローツェ車の窓ガラスは陽や冷気が入らないように閉じる方がいいよ!
まとめ:安全な車移動にはクレートサイズ+休憩リズムが重要

愛犬の車移動を安全で快適なものにするためには、適正なクレートサイズの選び方が欠かせません。
特にウィペットやイタグレのような細身犬種は、広すぎるクレートでは車の揺れに体が振られやすく、逆にストレスや疲労が蓄積してしまうことがあります。
本記事では、犬の体高や体長に基づいた正しいクレートサイズの基準、車移動中の安定性を高めるためのポイント、長距離移動や深夜移動での休憩の取り方、季節ごとの温度管理など、“安全な車移動”に必要な知識を総合的に解説しました。
あなたの愛犬に合ったサイズを選び、正しい休憩リズムを守ることで、どんな移動も快適でストレスの少ない時間に変えることができます。
愛犬に合ったクレートを選び、快適な車移動で、愛犬とのお出かけを楽しんでください。
あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。
ローツェ最後まで読んでいただきありがとうございました。
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