犬の反抗期は生後8ヶ月ごろ?呼んでも無視する理由と叱らない接し方

知らない人の「オスワリ」には従うのに、飼い主さんの声にだけ知らんぷり。

生後8ヶ月前後の犬に、実際にこんな現象が起きていたことが、2020年に英国の研究で確かめられています。名前を呼んでも振り向かない。できていたはずのオイデが通じない。それは、しつけの失敗でも、ナメられているわけでもありません。犬にも、人間とよく似た「思春期」があるのです。

そしてわが家のウィペット2頭の場合、この時期の変化はまったく別の形で現れました。ごはんを残す「食べむら」です。研究データとわが家の実録から、揺れる時期の正体と、叱らずに乗り切る方法をお伝えします。

こんな疑問はありませんか?
  • できていたオスワリやオイデを、急に無視するようになった
  • 他の人の言うことは聞くのに、自分の言うことだけ聞かない
  • 1歳前なのに、急にごはんを食べない日がある・食べむらが出てきた
  • 厳しく叱ったほうがいいのか、様子を見ていいのか分からない
【この記事の結論】

犬にも思春期があり、研究では生後8ヶ月ごろに「飼い主さんの指示にだけ」反応が悪くなり、生後12ヶ月ごろには回復していく傾向が示されています。これは飼い主さんをナメているわけでも、しつけの失敗でもありません。この時期は叱って押さえつけるより、できることからやり直して褒めること、そして呼び戻しが不安定なうちは事故を防ぐ備えをすることが大切です。また、わが家のウィペット2頭では、思春期の変化が「言うことを聞かない」よりも「食べむら」として目立ちました。食欲の変化には成長や発情が関わる可能性があるため、体重と体調を見ながら落ち着いて付き合いましょう。


目次

犬の反抗期はいつから?生後6〜12ヶ月の「言うことを聞かない」は一時的なもの

ヌプツェ

最近呼ばれても、ちょっと聞こえないふりしちゃうことがあるんだよね。でも、嫌いになったわけじゃないんだよ。

「犬の反抗期」という言葉はよく聞きますが、長いあいだ、きちんとしたデータで確かめられたものではありませんでした。それを初めて研究として示したのが、英国のニューカッスル大学・ノッティンガム大学などの研究チームが2020年に発表した研究です。

この研究では、盲導犬の候補として育てられている犬(ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ジャーマン・シェパードとそのミックス)を、生後5ヶ月・8ヶ月・12ヶ月の3つの時点で調べました。その結果、次のようなことが分かりました。

  • 生後8ヶ月の時点では、育てている飼い主さんが出す「オスワリ」に、くり返し反応しないケースが増えた(生後5ヶ月と比べて、統計上のなりやすさ〈オッズ〉がおよそ2.1倍)
  • 同じ時期、初めて会う人が出す「オスワリ」には、むしろよく反応していた
  • 飼い主さんによる「しつけのしやすさ」の評価は、生後5ヶ月から8ヶ月にかけて下がり、12ヶ月では5ヶ月のころより上がっていた

つまり、この時期の「言うことを聞かない」は、何も分からなくなったわけではなく、一番身近な飼い主さんに対してだけ一時的に起きるものだった、ということです。そして多くの犬で、1歳ごろには落ち着いていく傾向が見られました。

ただし、この研究の対象はレトリーバーやシェパードで、ウィペットは含まれていません。ウィペットで同じ時期に同じ変化が起きるかは、現時点では明確な科学的根拠は確認されていません。犬種や一頭一頭の性格によって、時期や程度には幅があると考えておくのが正確です。

「反抗期=飼い主さんをナメている」は誤解

反抗期と聞くと、「飼い主さんを下に見て、上に立とうとしている」と考える方もいるかもしれません。昔は、犬の問題行動を「群れの中で上に立ちたいから」と説明し、飼い主さんが強い態度で上下関係を示すべきだ、という考え方が広く信じられていました。

しかし、英国ブリストル大学の研究者らが2009年にまとめた論文では、「上に立ちたい」という性格の犬がいるという考え方には根拠が乏しく、犬の行動をその理由だけで説明するのは誤りだと指摘されています。思春期の「言うことを聞かない」を、上下関係の問題として力で押さえつける必要はありません。

ローツェ

「ナメてる」なんて思われたら悲しいな。私たちも、大人になる途中で気持ちが揺れているだけなんだよ。


犬の反抗期はなぜ「飼い主さんの言うことだけ」聞かなくなるのか

ローツェ

知らない人には良い子なのに、家族にだけ甘えちゃう。そういう時期って、ある気がするんだ。

先ほどの2020年の研究で興味深いのは、言うことを聞かなくなる相手が「飼い主さんだけ」だった点です。研究チームは、これが人間の10代の子どもが親に対して反発しやすくなる現象とよく似ていると述べています。

同じ研究では、プロの訓練士が評価した「しつけのしやすさ」は、生後8ヶ月でも下がっていませんでした。犬の能力そのものが落ちたのではなく、一番身近な相手との関係の中で起きている変化だと考えられます。

飼い主さんへの不安が強い子ほど、思春期が早い傾向

この研究では、もう一つ気になる結果が報告されています。雌の犬70頭を調べたところ、生後5ヶ月の時点で飼い主さんへの「べったり」や「かまってほしい」行動が多かった犬ほど、思春期(初めての発情)が早く来る傾向があったのです。

研究チームは、飼い主さんとの関係に不安を感じている犬ほど体の成熟が早まる可能性を示しています。人間でも、親子関係の不安定さが思春期の早さと関係するという報告があり、それと似た傾向だと考えられています。ただし、これは「傾向がある」という段階の結果で、原因と結果の関係まで確かめられたわけではありません。

誤解しやすいポイント

「自分にだけ聞かない」と、つい「自分との関係が壊れた」と落ち込んでしまいがちです。でも研究の結果から見えてくるのは、その逆です。一番近い存在だからこそ、揺れが表に出やすいのです。ここで関係を立て直そうと厳しくするより、いつも通り穏やかに接することが、落ち着くまでの近道になります。

ヌプツェ

家族だからこそ、ちょっとわがままを言っちゃうのかも。安心して待っていてくれるとうれしいな。


犬の思春期(反抗期)に体と心で起きていること

ヌプツェ

体も心も一気に大人に近づく時期だから、自分でもよく分からない気持ちになるんだよね。

思春期は、体が大人になる準備を始める時期です。雌であれば初めての発情(ヒート)、雄であれば足を上げてのおしっこ(マーキング)など、目に見える変化が現れることもあります。時期は犬種や一頭一頭で幅があり、わが家のヌプツェの初めてのヒートは、生後9ヶ月の2026年7月28日でした。

急に怖がりになる「第二の恐怖期」

思春期には、それまで平気だった物や音、影などを急に怖がることがあります。これは「第二の恐怖期」と呼ばれることがあり、生後6ヶ月から1歳すぎごろの現象として、犬の行動の専門家のあいだで広く使われている言葉です。

ただし、「すべての犬が決まった時期に必ず通る段階」として、しっかりした研究で確かめられているわけではありません。「そういうことが起きやすい時期」として知っておくのが正確です。

子犬のころ(生後3ヶ月前後まで)に訪れる、最初の「怖がりの時期」と社会化については、以下の記事でくわしく解説しています。

この時期の経験が、その後の性格に影響する

米国ペンシルベニア大学の研究者らが2016年に発表した研究では、盲導犬候補の犬978頭について、生後6ヶ月と12ヶ月の時点の行動を、飼い主さんへのアンケートで調べました。その結果、ほかの犬に襲われたり、威嚇されたりした経験がある犬は、ほかの犬を怖がる傾向が強いことが分かりました。また、子犬を育てた経験が豊富な家庭で育った犬ほど、怖がりや攻撃的な行動が少ない傾向も見られました。

これは「関係がある」ことを示した研究で、「怖い経験が原因で怖がりになった」とまでは言い切れません。それでも、心が揺れやすい思春期に、怖い思いを重ねさせないよう気を配る価値は十分にあると言えます。

図解:生後0〜18ヶ月の発達タイムライン

生後0〜18ヶ月の発達タイムライン(社会化期・思春期と第二の恐怖期・骨端線が閉じる時期を示す図解)
ローツェ

心も体も、まだ大人になる途中。怖いものが増えるのも、成長のしるしなんだね。


犬の反抗期の接し方|叱らずに乗り切る5つのポイント

ローツェ

大きな声で叱られると、どうしたらいいか分からなくなっちゃう。できることから一緒にやり直してくれるとうれしいな。

叱るより「簡単にしてやり直す」

できていたことができなくなったときは、一段階かんたんな状況に戻して練習し直すのが基本です。たとえば、外でオイデに反応しないなら、家の中や静かな場所で、短い距離から練習をやり直します。成功したらすぐに褒めて、ごほうびをあげる。この繰り返しで、「飼い主さんのところへ行くといいことがある」という経験を積み直していきます。

罰を使ったしつけは、犬のストレスを高める

ポルトガルのポルト大学などの研究チームが2020年に発表した研究では、92頭の飼い犬を、ごほうび中心のしつけ教室と、罰(叱る・リードを強く引くなど)を多く使う教室に通う犬に分けて比べました。その結果、罰を多く使う教室の犬は、トレーニング中にストレスを示す行動が多く、トレーニング後にはストレスホルモン(コルチゾール)が大きく上がっていました。さらに、トレーニング以外の場面でも、物事を悲観的にとらえる傾向が見られました。

もともと心が揺れやすい思春期に、罰を重ねることは、犬にとって大きな負担になりかねません。困った行動をしたときは、大声で叱るのではなく、いったん行動を止めて、代わりにできる行動(オスワリなど)に切り替えて褒める方が、犬にとっても飼い主さんにとっても負担が少なくすみます。

呼び戻しが不安定なうちは、ロングリードで事故を防ぐ

ウィペットは、動くものを目で追って走り出す性質が強い犬種です。思春期で呼び戻しが不安定な時期に、広い場所でリードを外すのは、脱走や交通事故につながる危険があります。

この時期に呼び戻しを練習するなら、長いリード(ロングリード)をつけたまま行うのが安全です。リードがついていれば、万が一反応しなくても事故にはつながりません。「必ず来られる状況」で成功体験を積み重ねることが、呼び戻しを取り戻す一番の近道です。

中型犬 国産 ロングリード 10m(ノーマル) トップワン ブルー

中型犬 国産 ロングリード 10m(ノーマル) トップワン ブルー

全力で走らせて発散、ができない時期でもある

ウィペットは生後9〜10ヶ月ごろに見た目の成長がほぼ止まりますが、骨の成長線が完全に閉じるのは生後12〜18ヶ月ごろです。思春期は、まだ骨格が大人になりきっていない時期と重なるため、「エネルギーが有り余っているから全力で走らせよう」とはいきません。

走ること以外でのエネルギーの発散には、鼻を使う遊び(ノーズワーク)や、知育おもちゃが役立ちます。においを探す遊びは、体への負担が少ないうえに頭をしっかり使うため、満足感を得やすい遊びです。

犬用 ノーズワークマット にんじん畑 犬 おもちゃ 知育玩具 餌探しマット 嗅覚遊び 早食い防止 ストレス解消 運動不足対策 小型犬 中型犬

犬用 ノーズワークマット にんじん畑 犬 おもちゃ 知育玩具 餌探しマット 嗅覚遊び 早食い防止 ストレス解消 運動不足対策 小型犬 中型犬

怖がったときは、無理に近づけない

第二の恐怖期で何かを怖がったときは、無理に近づけたり、「大丈夫だから」と引っ張って慣れさせようとしたりしないことが大切です。犬が落ち着いていられる距離まで離れ、そこで落ち着いていられたら褒める。少しずつ距離を縮めていく方が、怖い経験を重ねずにすみます。

ヌプツェ

安全なところで、ちゃんとできたら褒めてもらう。それが一番うれしいし、また頑張ろうって思えるんだ。


【実録】ウィペット2頭の思春期は「食べむら」として現れた

ヌプツェ

実は最近、ごはんを残しちゃう日があるんだ。わがままじゃないから、心配しすぎないでね。

ここからは、わが家のウィペット2頭(ローツェ、2024年10月7日生まれ/ヌプツェ、2025年10月27日生まれ)に実際に起きたことをお話しします。

「反抗期」というと、言うことを聞かなくなる姿を想像しがちです。でも、わが家で2頭に共通して目立った変化は、それとは違うものでした。ローツェは2025年の4月から10月ごろ、ヌプツェは2026年9月現在も続いている変化、それが「ごはんの食いつきが悪くなり、食べ残しや食べむらが増えた」ことです。

ローツェの場合:避妊手術を終えていたのに、食べむらが出た

ローツェは生後およそ半年で避妊手術を受けています。そのため、ローツェの食べむらは発情によるものではありません。

一つの可能性として考えられるのは、成長のスピードが落ちることによる、必要なエネルギー量の変化です。子犬は体を大きくするために、体の大きさの割に多くのエネルギーを必要とします。ヨークシャー・テリアを対象にした2017年の研究では、体型を適正に保つために必要なエネルギー量(体の大きさあたり)は、生後10週から生後52週にかけておよそ4割も減っていました。成長が落ち着いてくると、それまでと同じ量は必要なくなるため、食べる量が減ったり、残したりすることがあっても不思議ではありません。

ただし、この研究は小型犬のヨークシャー・テリアだけを対象にしたもので、ウィペットのデータではありません。体の大きさや成長の終わる時期が違うため、「ウィペットでも4割減る」とは言えません。ここでお伝えしたいのは「成長が落ち着くと、体の大きさあたりに必要な量は減っていく」という方向性だけです。また、ローツェの食べむらの原因が成長によるものだと確かめたわけではなく、あくまで飼い主として考えている理由の一つとしてご紹介しています。

ヌプツェの場合:初めてのヒートと、その後

ヌプツェは避妊手術をしておらず、2026年7月28日(生後9ヶ月)に初めてのヒートを迎えました。

発情の時期に食欲が落ちる子がいる、とはよく言われます。ただ、発情と食欲の関係を調べた犬の研究は、この記事の執筆時点では十分に確認できませんでした。「そういう声が多い」という段階の情報として受け止めてください。

もう一つ、避妊手術をしていない雌の飼い主さんに知っておいてほしいのが「偽妊娠(ぎにんしん)」です。これは、妊娠していないのに、体が妊娠したときと同じような状態になる現象です。獣医学の教科書として知られるMerck Veterinary Manual(メルク獣医マニュアル)では、偽妊娠は発情のあとしばらくして(発情後の休止期の終わりごろ)起こり、食欲不振、落ち着きのなさ、乳腺の張り、おもちゃを子どものように守る行動などが見られることがあると説明されています。多くは治療をしなくても自然に治まるとされていますが、様子が気になる場合は動物病院に相談してください。

食べむらの時期に気をつけたいこと

食べむらが出ると、つい好物をトッピングしたくなります。ただ、最初からトッピングを常用すると、素のフードを食べなくなってしまうことがあります。トッピングを使う場合の注意点は、以下の記事でまとめています。

食べる量が減ったときに大切なのは、「残した量」よりも「体重と便の状態」で判断することです。体重が保たれていて、便の状態も良く、元気もあるなら、体が必要な量を食べていると考えられます。体重・便・食欲で答え合わせをする方法は、以下の記事でくわしく紹介しています。

ローツェ

私も1歳になる前、ごはんを残す時期があったんだ。体重と元気をちゃんと見てもらえていたから、安心だったよ。


反抗期と決めつけてはいけない体調不良のサイン

ローツェ

「反抗期だから」で片づけられると困っちゃうこともあるの。体がつらいときは、ちゃんと気づいてほしいな。

思春期の変化は多くの場合一時的なものですが、中には病気やケガが隠れていることもあります。次のような様子があるときは、「反抗期だから」と様子を見続けず、動物病院に相談してください。

  • 体重が減ってきている、または食欲がほとんどない日が続く
  • 元気がない、嘔吐や下痢をくり返す
  • 歩き方がおかしい、足を気にする、触られるのを急に嫌がる(痛みのサインのことがあります)
  • 乳腺が張る、おっぱいが出る、おもちゃを守って巣作りのような行動をする(避妊手術をしていない雌の場合)
  • 急に攻撃的になった、怖がり方が激しく日常生活に支障が出ている

特に「言うことを聞かない」「触られるのを嫌がる」という変化は、痛みが原因のこともあります。成長期のウィペットは体の変化も大きい時期なので、気になるときは早めに獣医師に診てもらいましょう。行動の変化が強い場合は、行動の診療を専門にしている獣医師に相談するという選択肢もあります。

ヌプツェ

いつもと違うな、と思ったら、まずは病院で体を診てもらえると安心だね。


よくある質問

犬の反抗期はいつから、いつまでですか?

2020年の研究では、生後8ヶ月ごろに飼い主さんへの反応が一番下がり、生後12ヶ月ごろには回復していく傾向が示されました。
ただし研究の対象はウィペット以外の犬種で、時期や長さには犬種や一頭一頭で幅があります。

反抗期のあいだは、厳しく叱ったほうがいいですか?

おすすめしません。
罰を多く使うしつけは、犬のストレスを高めるという研究があります。困った行動は止めたうえで、できる行動に切り替えて褒める方法が効果的です。

避妊・去勢手術をすれば、反抗期は治まりますか?

手術で反抗期がなくなる、という科学的な根拠は確認されていません。
手術の時期は骨の成長にも関わるため、かかりつけの獣医師とよく相談して決めてください。

他の人の言うことは聞くのに、なぜ飼い主さんの言うことだけ聞かないのですか?

2020年の研究でも、まさに同じ結果が出ています。
生後8ヶ月ごろ、飼い主さんの指示への反応は下がった一方、初めて会う人の指示にはよく反応していました。関係が壊れたわけではなく、一時的な変化と考えられます。

1歳前なのに、ごはんを残すようになりました。反抗期ですか?

わが家の2頭でも、この時期に食べむらが見られました。
成長のスピードが落ちて必要な量が減ることや、未避妊の雌では発情・偽妊娠が関わる可能性があります。体重が減る、元気がないといった様子があれば、動物病院に相談してください。


まとめ

生後6ヶ月から1歳ごろにかけて「急に言うことを聞かなくなった」と感じたら、それは犬の思春期かもしれません。2020年の研究では、この時期の犬が飼い主さんの指示にだけ反応しにくくなり、1歳ごろには回復していく傾向が示されています。飼い主さんをナメているわけでも、しつけに失敗したわけでもありません。

この時期は、叱って押さえつけるより、かんたんな状況からやり直して褒めること、呼び戻しが不安定なうちはロングリードで事故を防ぐこと、そして走れない時期は鼻や頭を使う遊びで満たしてあげることが大切です。

わが家のローツェとヌプツェの場合、思春期の変化は「食べむら」として現れました。食欲の変化には、成長や発情、偽妊娠などが関わる可能性があります。残した量に一喜一憂するより、体重と便、元気さを見ながら、気になることがあれば早めに獣医師に相談してください。

揺れながら大人になっていくこの時期を、どうか焦らず、温かく見守ってあげてくださいね。


出典・参考情報

この記事は、以下の情報に基づいて執筆しています。

  • Asher, L., England, G.C.W., Sommerville, R., Harvey, N.D. (2020) “Teenage dogs? Evidence for adolescent-phase conflict behaviour and an association between attachment to humans and pubertal timing in the domestic dog”, Biology Letters 16(5): 20200097:doi.org
  • Serpell, J.A., Duffy, D.L. (2016) “Aspects of Juvenile and Adolescent Environment Predict Aggression and Fear in 12-Month-Old Guide Dogs”, Frontiers in Veterinary Science 3: 49:www.frontiersin.org
  • Bradshaw, J.W.S., Blackwell, E.J., Casey, R.A. (2009) “Dominance in domestic dogs—useful construct or bad habit?”, Journal of Veterinary Behavior 4(3): 135-144:doi.org
  • Vieira de Castro, A.C., Fuchs, D., Morello, G.M., Pastur, S., de Sousa, L., Olsson, I.A.S. (2020) “Does training method matter? Evidence for the negative impact of aversive-based methods on companion dog welfare”, PLOS ONE 15(12): e0225023:journals.plos.org
  • Alexander, J.E., Colyer, A., Morris, P.J. (2017) “Energy requirements for growth in the Yorkshire terrier”, Journal of Nutritional Science 6: e26:pmc.ncbi.nlm.nih.gov
  • Scully, C.M. “Pseudopregnancy in Small Animals”, Merck Veterinary Manual:www.merckvetmanual.com
クッションの上で眠るヌプツェと「飼い主さんにだけ知らんぷり⁉ 犬の反抗期の正体」の文字

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらこの記事をシェアしてね!
目次