【グレインフリー=安心】は危険!?ドッグフード表示の正しい読み方

「家禽類未使用」「グレインフリー」「ヒューマングレード」。

ドッグフードのパッケージに並ぶこれらの言葉は、一見するととても安心できそうに見えます。

けれど実は、その言葉だけを信じてフードを選ぶことが、愛犬の体に合わない食事を選んでしまう原因になることもあります。

本当に大切なのは、表側の印象ではなく、裏面に書かれた原材料表示と成分分析値を正しく読み解くこと。

この記事では、謳い文句に惑わされず、自分の基準でフードを選べるようになるための考え方を、実際のフード例を交えながら詳しく解説します。


こんな疑問・悩みをもったあなたに向けた記事

原材料表示は、どこをどう見ればいいのか分からない…

原材料の順番がそんなに重要なの?

グレインフリーなら安心していいの?

ヒューマングレードって、信じていい表示なの?

粗タンパク質◯%って、高いの?低いの?

フードを変えたいけど、何を基準に変えればいいの?


こんな疑問・悩みを解決します。


記事内容

1.ドッグフード選びの結論|謳い文句ではなく「裏面」を読む

2.原材料表示の正しい読み方|順番と具体性がすべて

3.家禽類未使用・グレインフリー・肉食の落とし穴

4.成分分析値の意味|数字からフードの性格を見抜く

5.炭水化物・脂肪酸・タウリン|見落とされがちな重要ポイント

6.実例で理解する|ローツェが食べているフードの読み解き方


この記事では、ドッグフードの原材料表示と成分分析値を正しく読み解き、宣伝文句に振り回されず、あなた自身の基準で愛犬に合うフードを選べるようになるための方法を紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。


目次

結論|ドッグフード選びで本当に見るべき3つのポイント

まず結論です。

ドッグフード選びで本当に重要なのは、次の3点だけです。

  1. 原材料表示(順番・具体性)
  2. 成分分析値(数字の意味)
  3. カロリー(エネルギー密度)

「無添加」「プレミアム」「ナチュラル」などの言葉は、判断材料ではなく、ただの入口にすぎません。

ローツェ

メーカの謳い文句、標品レビューの評価に惑わされないでね!


原材料表示の正しい読み方

原材料は「配合量の多い順」に並んでいる

ドッグフードの原材料は、使用量が多い順に記載することが義務付けられています。

つまり、

  • 一番最初に書かれている原料が最も多い
  • 最初の3〜5個がフードの本質

ということになります。

「どんな肉が入っているか」以上に、「どの位置に書かれているか」が重要です。


原材料名は「具体的かどうか」を見る

信頼できる表記

  • 牛肉
  • ラム肉
  • ニシンミール
  • 豚脂肪
  • 魚油

注意したい表記

  • 動物性タンパク
  • 動物性油脂
  • 肉副産物
  • 天然香料

具体名が書かれていない原料は、評価ができません。


ミールは悪者ではない

「◯◯ミール」という表記に不安を感じる方も多いですが、ミールとは

  • 生肉から水分を除いた
  • タンパク質を濃縮した原料

です。

重要なのは、「何のミールか」が明記されているかどうかです。

ローツェ

明確な主原料が書かれているフードを選んであげてね!


よくある謳い文句の正体と注意点

家禽類未使用の本当の意味

家禽類とは、鶏・七面鳥・アヒルなどの鳥類を指します。

「家禽類未使用」とは
👉 鳥由来の原料を使っていないという意味です。

  • 鶏アレルギー対策には有効
  • しかし高品質を保証する言葉ではない

重要なのは、代わりに何の動物性原料が使われているかです。


グレインフリーの落とし穴

グレインフリー=穀物不使用ですが、
👉 炭水化物不使用ではありません。

多くのグレインフリーフードでは、

  • レンズ豆
  • エンドウ豆
  • ヒヨコマメ
  • サツマイモ

などが、穀物の代わりに使われています。

豆類が多いフードでは、

  • ガスが増える
  • 便が緩くなる

など、体質差が出やすくなります。


犬は本来肉食?の誤解

犬は肉を効率よく利用できますが、完全な肉食動物ではありません。

現代の犬は進化の過程で、

  • デンプン分解酵素を持ち
  • 炭水化物も利用できる

ようになっています。

「肉が多ければ良い」という単純な話ではなく、栄養バランスが最重要です。


ヒューマングレードの誤解

ヒューマングレードは本来、

  • 人が食べられる原材料
  • 人用食品と同等の製造基準

を満たす必要があります。

しかし日本では、明確な法的定義がありません。

言葉ではなく、

  • 原材料の具体性
  • 製造基準の説明

を見ることが重要です。

ローツェ

家禽類未使用・グレインフリー・ヒューマングレード・犬は本来肉食って言うのは、判断基準にならないってことだね!?


成分分析値(保証分析値)の正しい読み方

成分分析値には重要なルールがあります。

  • 「以上」=最低保証値
  • 「以下」=上限保証値

毎回同じ数値という意味ではありません。


粗タンパク質

  • 筋肉・被毛・回復に関与
  • 高タンパク=必ず良い、ではない
  • 由来(動物性か植物性)が重要

粗脂質

  • 主要なエネルギー源
  • 運動量が多い犬ほど重要
  • 脂質に弱い犬は便に影響が出やすい

粗繊維・粗灰分

  • 繊維が多すぎると消化吸収が落ちる
  • 灰分はミネラル量の目安
  • 高すぎると便が硬くなりやすい
ローツェ

成分分析値に書いてある成分には、こんな意味があるんだね!


炭水化物量は「計算」で推定する

ドッグフードには炭水化物量が直接表示されません。

そのため、次の式で概算します。

100 −(タンパク+脂質+繊維+水分+灰分)

この計算により、見た目では分からない設計思想が見えてきます。

ローツェ

炭水化物は身体のエネルギー源だから重要だよ!


マニアックに見る栄養設計ポイント

タウリン配合の意味

タウリンは、

  • 心臓
  • 視覚
  • 代謝

に関与する重要なアミノ酸です。

豆類を多用するフードでは不足しやすいため、高配合されている場合は設計意図が明確です。


オメガ6・オメガ3比率

  • 一般的なフードはオメガ6優位
  • オメガ3が多い設計は珍しい

皮膚・被毛・炎症バランスに影響しますが、脂質に弱い犬では便に影響が出ることもあります。


ミネラル設計で注意すべき点

  • リン
  • マグネシウム

が書かれていても、

  • カルシウム量
  • Ca:P比

が分からない場合、特に成長期の子犬では慎重な判断が必要です。

ローツェ

オメガ6・オメガ3には関節の炎症を抑える効果もあるからルアーコーシングやアジリティーをやっているスポーツドッグには有効だよ!


実例紹介|ローツェが実際に食べているドッグフード

ここからは、この記事で解説してきた考え方を実際のドッグフードに当てはめた具体例を紹介します。


ローツェが食べているフード

ペットカインド グリーントライプ&レッドミート

※特定の商品を推奨する意図はありません。
あくまで「読み解きの実例」です。


成分分析値とカロリー

出典:ペットカインド
  • カロリー:368.2kcal / 100g
  • 粗タンパク質:34.0%以上
  • 粗脂質:16.0%以上
  • 粗繊維質:4.0%以下
  • 水分:10.0%以下
  • 粗灰分:7.0%以下
  • タウリン:2790mg/kg以上
  • オメガ6:2.5%以上
  • オメガ3:2.0%以上

この数値から、

  • 高タンパク
  • 中〜やや高脂質
  • エネルギー密度は標準〜やや高め

という設計が読み取れます。


原材料表示から分かること

出典:ペットカインド

原材料の先頭には、

  • ビーフトライプ
  • ラムトライプ
  • ベニソントライプ
  • 牛肉
  • ラム肉

と、具体名の動物性原料が並んでいます。

一方で、

  • レンズ豆
  • エンドウ豆
  • ヒヨコマメ
  • サツマイモ

といった、グレインフリー特有の豆・芋類も多く含まれています。

つまりこのフードは、高タンパクを軸に、豆・芋で炭水化物を補った設計です。


なぜローツェにはこのフードを選んでいるのか

ローツェは、

  • 運動量が多い
  • 筋肉量を維持したい
  • 被毛・皮膚の状態も重視

という条件があるため、

  • タンパク密度が高い
  • 脂質が低すぎない
  • オメガ3が多い

という点を評価しています。

豆類については、

  • 便の状態
  • ガスの有無

を日常的に確認し、体質に合っているかを最優先で判断しています。


同じフードを選ぶ必要はない

このフードが正解、という話ではありません。

大切なのは、

  • 表示を正しく読む
  • 数字を理解する
  • 犬の反応を見る

という考え方そのものです。

ローツェ

ペットカインドのフードについて詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!

最終まとめ|フード選びの正解は「裏面」にある

ドッグフード選びで迷ってしまう最大の理由は、「家禽類未使用」「グレインフリー」「ヒューマングレード」「犬は本来肉食」といった安心できそうな謳い文句があふれている一方で、本当に判断すべき情報がパッケージの裏面に集約されていることにあります。

この記事では、ドッグフードの原材料表示を正しく読み解くために欠かせない「配合量の多い順」という基本ルールや、原材料名の具体性がなぜ重要なのかを解説し、さらに成分分析値(粗タンパク質・粗脂質・粗繊維・粗灰分など)の「以上・以下」が示す意味や、カロリーから見えるフードの栄養設計までを体系的に整理しました。

また、グレインフリーでも炭水化物がゼロになるわけではない点や、豆・芋類が多いフードで起こりやすい注意点、タウリンやオメガ3脂肪酸といった見落とされがちな栄養素の役割にも触れ、宣伝文句だけでは見えないフードの“性格”を読み取る視点を提示しています。

さらに、実際に与えているドッグフードを具体例として取り上げることで、「理論として知る」だけでなく「現実のフードをどう判断するか」という実践的な考え方を示しました。

大切なのは特定の商品を真似して選ぶことではなく、原材料表示・成分分析値・カロリーを自分の目で理解し、便の状態や被毛、体調といった愛犬の反応を基準に食事を調整していくことです。

そうした視点を持つことで、情報に振り回されることなく、あなたの愛犬に本当に合うドッグフードを選べるようになります。

愛犬のオーナーであるあなたが、愛犬のからだに一番合うフードを選んであげてください。

あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。

ローツェ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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