

芝と土って、結局どっちが身体に優しいの?

人工芝は走りやすいって聞くけど、本当に安全なの?

走り終わったあとに足を気にする…これって地面のせい?

肉球がすぐ赤くなる/剥けるのは、路面選びの問題?

芝が一番と言われるけど、具体的に何が優れているの?

年齢や体力によって最適な路面は変わるの?
こんな疑問・悩みを解決します。
1.犬の走行パフォーマンスは「地面」で決まる理由
2.砂・芝・土・人工芝の衝撃係数と地面特性の違い
3.地面別に変わる「スピード・筋負荷・肉球ダメージ」
4.年齢(パピー・成犬・シニア)別の適正路面と注意点
5.ルアーコーシング・スポーツ練習における地面の使い分け戦略
6.運動後の肉球ケア・炎症予防・路面別アフターケア方法
この記事では、犬が走る地面(芝・土・砂・人工芝)の違いを正しく理解し、衝撃負荷・肉球リスク・スピード性能を最適化することで、愛犬をより安全に、より速く走らせるための“路面選びを紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

なぜ「地面」が犬の関節とスピードに大きく影響するのか
地面が変われば、走りの「感覚」が変わる
犬が走るとき、地面との間では大きく3つのことが起きています。
- 衝撃(硬さ)
- 着地したときに「ドン」とくるか、「ふわっ」と吸収されるか
- 摩擦(すべりにくさ)
- グリップが効きすぎるか、逆にツルッと滑るか
- 沈み込み
- 足がどのくらい地面に“めり込む”か
ここに加えて、
- 地面の温度(夏の照り返し)
- 凹凸や穴の有無
- 水分量(乾燥・湿り・泥)
といった条件が合わさることで、
- 関節への負担
- 筋肉・腱の疲労
- 肉球や爪のトラブル
- スピードの出しやすさ
が大きく変わってきます。
この記事で使う「衝撃係数」とは?
この記事では、イメージしやすいようにこんな前提で考えます。
- コンクリートやアスファルトを「4.0」(衝撃が一番強い)とする
- そこから、地面ごとの「どれくらい衝撃を減らしてくれるか」を相対評価
数字が小さいほど → 衝撃がやわらぐ(身体にやさしい)
数字が大きいほど → 衝撃が強い(関節・腱に負担大)
あくまで「犬が走る地面選びの判断材料としての目安」と思って読んでみてください。
ローツェアスファルトやコンクリートを全力で走らすようなことは絶対にダメだよ!
地面別の特徴と衝撃係数(芝・土・砂・人工芝)
まずは、ざっくりとした比較表から。
| 地面 | 衝撃係数(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 砂 | 1.0〜1.3(最小) | 衝撃は最も少ないが、筋肉への負荷は大きい |
| 芝(天然芝) | 1.4〜1.8(低) | スピードと安全性のバランスが最も良い |
| 土(グラウンド土など) | 2.2〜2.8(中) | フォーム矯正向き、状態によってはやや硬い |
| 人工芝(下地次第) | 2.5〜4.0(中〜高) | 見た目より硬いことが多く、肉球・爪のリスクも |
ここから、それぞれ詳しく掘り下げていきます。
ローツェ雨が降った後とかは状況が変わるから注意してね!
砂(砂浜・Supersonic Racing Park)|関節には優しいが、筋肉には一番ハード
砂の衝撃係数と着地感覚
衝撃係数:1.0〜1.3(最小クラス)
- 着地すると、足指がググッと砂の中に沈み込む
- 地面が柔らかく動くため、「ドン」と来る代わりに、ショックがじわっと吸収される
なぜ関節には優しいのに、筋肉にはキツいのか?
砂の上では、踏み込んだ力が
- そのまま地面に逃げてしまう
- 反発力がほとんど返ってこない
という特徴があります。
そのため、
- 前に進むために、自分の筋肉だけでグイグイ押し出す必要がある
- ハムストリング(太もも裏)
- ふくらはぎ
- 腰〜骨盤まわりの筋肉(腸腰筋)
などに強烈な負荷がかかります。
ざっくり言うと「膝や手首には優しいけど、筋力トレーニングとしてかなりハード」
砂のメリット・デメリット
メリット
- 着地衝撃が最小
→ 関節・骨へのダメージが非常に少ない - 深く沈むことで
→ 指間筋・足指の筋肉が鍛えられる - 神経系(固有受容感覚)にも良い刺激
「バランスをとりながら、全身で地面を捉える」経験ができるので、奥の筋肉・神経を鍛えるには最強クラスの路面です。
デメリット
- 負荷が強すぎるため、やりすぎると腱・筋肉の疲労が溜まりやすい
- 指の間に砂が入り込み、擦れや炎症を起こすことも
- 連日ハードに走らせるには向かない
砂が向いている運動・使い方
- 短時間・本数限定のダッシュトレーニング
- シニアや怪我明けに、ゆっくり歩くリハビリ程度なら有効な場合も
ローツェ秋田県三種町にある、Supersonic Racing Park は、日本国内で唯一のルアーコーシング常設コースだよ!
Supersonic Racing Park の地面は土で凄く走りやすく整備されているよ!
Supersonic Racing Park に走りに行った時の記事もあるからよかったら見てね!
芝(天然芝)|スピードと安全性のバランスが最強の“万能路面”
芝の衝撃係数と着地感覚
衝撃係数:1.4〜1.8(低)
- 着地時に、芝と土が「ふにゅっ」と衝撃を吸収
- その一方で、ある程度の反発も返ってくるため
前に進む力として無駄なく使える
クッションと反発のバランスが良い
- クッション性 → 衝撃をやわらげる
- 適度な反発 → スピードを出しやすい
- 表面の摩擦 → グリップが程よく効き、滑りにくい
このバランスが非常に良く、スプリント系の犬にとって理想的な路面といえます。
芝のメリット・デメリット
メリット
- 関節・骨に優しく、スピードも出しやすい
- 肉球の摩耗が比較的少ない
- 温度が上がりにくく、真夏でも他の路面より安全
- 足指・爪・関節の使い方が自然に整いやすい
ざっくり言うと「クッション入りランニングシューズを履いて整備されたトラックを走っている感じ」
→ 速さ・安全性・フォーム、すべてのバランスが高いレベルで整います。
デメリット
- 朝露や雨上がりなど濡れている状態だと滑りやすい
- 芝生の下に穴や大きな凹凸があると、捻挫のリスク
- 芝アレルギーを持つ犬には不向きなことも
芝が向いている運動・使い方
- ルアーコーシングなど本番に近いスプリント練習
- 日常のダッシュ・追いかけっこ
- パピー〜シニアまで、幅広い年齢の運動
- フォームを崩さず速度を伸ばしたいとき
ローツェ天然芝が1番足にもからだにも良さそうだね!
土(グラウンド土・赤土)|フォーム矯正に向く“練習用の鏡”
土の衝撃係数と着地感覚
衝撃係数:2.2〜2.8(中)
- 芝より硬く、「ドン」とした感覚が強い
- 乾燥していると粉状になり、やや滑りやすいことも
- 反対に、程よく湿っているとグリップが増し、走りやすくなる
土のメリット・デメリット
メリット
- 踏み込みがハッキリ見えるので、フォームのクセや左右差をチェックしやすい
- ピッチ(脚の回転数)やストライド(歩幅)を調整する練習に向いている
- 芝ほど手入れされた場所が少なくても、比較的見つけやすい路面
デメリット
- 衝撃は芝より大きく、関節への負担はやや増える
- 乾燥しすぎると滑り・転倒・肉球のひび割れリスク
- 土埃が舞いやすく、気管が敏感な犬は咳や違和感が出ることも
土が向いている運動・使い方
- スプリントの前に、フォームを整えるためのダッシュ
- 中距離のラン(疲労感や動き方を確認する練習)
- 日常の“負荷をかける練習”
イメージとしては「普通の運動靴で土のグラウンドを走る感覚」
→ 本番の前に、しっかりフォームを作り込む場として使うのがおすすめです。
ローツェ私は普段のトレーニングは、土のグラウンドでやっているよ!
人工芝|見た目はフカフカでも「下地」がコンクリだと超ハード
人工芝の衝撃係数と着地感覚
衝撃係数:2.5〜4.0(中〜高)
人工芝は、下に何が敷かれているかで別物になります。
| 人工芝の下地 | 衝撃係数の目安 | 感覚 |
|---|---|---|
| ゴムチップ・クッション層 | 2.5〜3.0 | やや硬いが許容範囲 |
| 土・柔らかい下地 | 2.2〜2.8 | 土に近い感覚 |
| コンクリート直 | 3.5〜4.0 | アスファルトとほぼ同等 |
見た目はフカフカでも、
- 下地がコンクリの場合、「ほんの薄いマットの上で全力ダッシュしている」のに近い状態になり、関節・骨への衝撃はかなり大きくなります。
人工芝のメリット・デメリット
メリット
- 表面が均一で、凹凸が少なく走路が読みやすい
- スタート位置を決めやすく、集中して走らせたいときには便利
- 雨後でも比較的早く使える場所が多い
デメリット
- 摩擦が強いため、肉球が焼ける・剥ける・爪が割れるリスク
- 下地によっては、コンクリに近い強い衝撃が返ってくる
- 真夏は地面温度が極端に上がり、60℃近くになることもある
- 静電気や素材に対する皮膚トラブルが出る犬もいる
まとめると「短時間で使えば便利だけど、“主戦場”にするにはリスクが高い路面」というイメージに近いです。
人工芝が向いている運動・使い方
- スタートの瞬発力やライン取りの練習(本数は少なめ)
- 集中力を高めたいショートダッシュ(短時間)
- 表面が整った場所での、軽いボール遊び など
ローツェ私は人工芝のドッグランに行くと、肉球が捲れちゃうから絶対に行かないようにしているよ!
ライフステージ別・目的別のおすすめ地面
子犬(パピー期)におすすめの地面
パピー期は、
- 骨・関節・筋肉がまだ未発達
- 正しい接地感覚・バランス感覚を身につける大事な時期
です。
おすすめ
- 芝:最優先の路面
→ 衝撃が少なく、自然な着地感覚を覚えられる - 柔らかい土:軽い遊び程度ならOK
控えたいもの
- 砂:全力ダッシュは筋肉への負荷が強すぎる
- 人工芝(硬い下地):肉球・関節への負担が大きい
成犬・スポーツドッグ(ウィペット等)の地面戦略
成犬・競技犬の場合は、
- 芝メイン+土を目的別に使い分ける
のがおすすめです。
基本ローテーションの考え方
- 芝:トップスピード練習・本番想定
- 土:フォーム・ピッチ・ストライドの調整
砂・人工芝は無理に行う必要ナシ
シニア犬・怪我からの回復期
- 衝撃・負荷よりも「安定した歩行」と「痛みの少なさ」を優先
おすすめ
- 芝:短時間の散歩や軽いダッシュ
- 柔らかい土:アップダウン少ない場所でのゆっくり散歩
控えたいもの
- 砂:深く沈むため、筋力が落ちていると逆にしんどい
- 人工芝(固い下地):関節に強い衝撃、滑りやすさもありリスク高
ローツェ基本的には、天然芝と土がいいよ!
現地で1分でできる「路面チェック」のポイント
どんな地面でも、実際に現地でサッと確認しておくと安心です。
① 足で踏んで硬さチェック
- つま先でトントンと叩いてみる
→ 「カン」という感じならかなり硬い
→ 「トン、フニッ」ならある程度吸収してくれる
硬すぎると感じたら、全力ダッシュの本数を減らすなど調整しましょう。
② 手でこすって摩擦チェック
- 手や靴底で軽くこすってみて
- 全く滑らない → 摩擦が高すぎて、肉球や爪に負担
- サラサラ滑る → 乾燥しすぎ+転倒リスク
芝のように「少し引っかかる程度」が理想です。
③ 水分量のチェック
- 芝:濡れすぎると急に滑りやすくなる
- 土:程よい湿りは◎、泥状態は×
- 砂:水を含んだ固い砂は踏ん張りが効きやすいが、重さも増す
- 人工芝:濡れているとスライディングしやすく、肉球が削れやすい
④ 手のひらで温度チェック
- 手のひらを地面に5秒当てて「熱っ」と感じるなら
→ 犬の肉球にはもっと熱い - 特に砂・人工芝は真夏に高温化しやすいので要注意です。
ローツェ天然芝は、雨で濡れてるとすべって転倒する可能性があるから注意してね!
ルアーコーシング・スプリント系犬種のための地面選びのコツ
芝コースの注意点
芝は基本的に◎ですが、注意したいのは
- 凹凸や穴
- 植生のムラ(柔らかいところと硬いところの差)
本番前に
- 実際に歩いてみて凹凸を確認
- オーバルの場合は、スタート〜カーブ〜ゴールまでの地面の状態をチェック
しておくと、捻挫などのリスクを減らせます。
土コースの注意点
- 乾ききって粉状 → スタートで後脚がズルッと滑ることも
- しっとり湿っている → グリップが効きやすく走りやすい
当日の土の状態を見て、
- 本数
- 全力度合い
を微調整してあげると、怪我予防につながります。
人工芝コースの注意点
- 下地チェックが最重要
- ゴムチップ → まだ安心
- コンクリ → 本数を絞る、アップを丁寧に
- 肉球の状態を走行前後で確認
- 疲れてくるほど擦れやすくなるので、「まだ行けそう」でも1本少なく終える勇気も大事です。
ローツェ人工芝のドッグランで遊ぶ時には、定期的に肉球のチェックをしてあげてね!
砂・人工芝の日は特に大事!肉球ケアとアフターケア
走行後の肉球ケア
砂・人工芝で走った日は、
- ぬるま湯で軽く洗う
- 砂・土・小さな石・人工芝の繊維を洗い流す
- 優しくタオルドライ
- 必要に応じて犬用バームや天然オイルで保湿
いきなり冷水で冷やしすぎると血管がギュッと縮み、修復に必要な血流が悪くなることもあるため、常温〜ぬるま湯で優しくケアするのがおすすめです。
翌日の様子も必ずチェック
- 歩き方がぎこちない
- 触ると嫌がる
- 肉球が赤くなっている、ひび割れている
こういった様子があれば、翌日は思い切って運動量を落とす・休ませることも大切です。
ローツェ肉球ケアについて詳しく書いてる記事があるからよかったら見てね!
まとめ|「どの地面がいい?」ではなく「どう使い分けるか」

犬のスプリント性能、関節への衝撃、肉球ダメージ、翌日の疲労感は「どの地面を走るか」で想像以上に変化します。
芝・土・砂・人工芝それぞれには衝撃係数・摩擦負荷・沈み込みが異なり、芝はスピードと安全性のバランスが高く、土はフォーム矯正に適し、砂は関節に優しい代わりに負荷トレーニングとして筋疲労が強く、人工芝は下地によって肉球・爪へのリスクが増大するという明確な特性があります。
つまり、地面別の正しい理解と使い分けを実践することで、愛犬の走行フォームは整い、肉球摩耗や深層疲労を防ぎ、スプリント能力を最大化することができます。
本記事が、日々の運動設計やルアーコーシング練習の際に「今日はどの路面を選ぶべきか」を判断する基準となり、路面環境を見直すきっかけになれば幸いです。
愛犬が怪我をすることがなく、楽しく走れる環境を作ってあげてください。
あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。
ローツェ最後まで読んでいただきありがとうございました。
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