【本能開放】子犬の追う力と自信を伸ばす正しい追いかけ練習のはじめ方

子犬が、落ち葉や布の影を目で追い、小さな足でトコトコ近づいていく。

その瞬間、あなたはただ「遊んでいる」と思うかもしれません。

けれど本当は、本能が静かに動き出し、世界を確かめ始めている合図です。

「追っていいの?」「近づいていいの?」「捕まえられたよ!」

その一つひとつの体験が積み重なるたび、子犬は 好奇心を自分の力で発揮しても大丈夫な世界を知っていきます。

もしここで「ダメ」「やめて」「今は走らないで」が続くと、追いたい気持ちは抑え込まれ、動く意欲より“躊躇(ためらい)”が育つ可能性があるのです。

追いかけ遊びは、速さを鍛えるトレーニングではなく、本能が肯定され、成功体験が積み上がる安心の場づくり。

たった数メートル、たった一回の「捕まえられた!」でも、
それは子犬の心にとって確かな自信の貯金となり、新しい環境にも、外の世界にも、のびやかに踏み出せる力になります。

愛犬のために、正しい知識で、本能を満足させてあげる方法を習得しましょう。


こんな疑問・悩みをもったあなたに向けた記事

子犬が動くものを追いかけるのは悪いこと?止めるべき?

追いかけ遊びは興奮を助長するの?それとも正常な本能なの?

追うことが“問題行動”に変わらないの?

「捕まえられない」「終われない」遊び方の悪循環をどう止めるの?

成功体験を作る終わらせ方ってどうやればいいの?

走らせなくても成立する追いかけ遊びの導入法は?


こんな疑問・悩みを解決します。


記事内容

1.「追う本能」を止めないことが子犬の成長を守る

2.追いかけ遊びは自信と自己肯定感を育てる

3.家の中でできる安全な追いかけ導入ステップ

4.短距離・低本数で好奇心を無理なく伸ばす

5.追っていい対象/いけない対象を明確に教える

6.追う喜びを未来のルアーコーシングへ繋げる


この記事では、子犬が動くものを追う“本能”を無理に止めず、短距離の優しい追いかけ遊びで自信と好奇心を安全に育てる方法を紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。


目次

「追う本能」を閉じ込めないことが子犬の成長を守る

見る→追う→捕まえるは犬が備える自然な生存行動

子犬が動く対象を見ると、脳内では

  • 視る
  • 興味を持つ
  • 追う
  • 捕まえる

というシンプルで力強い神経回路が起動します。

これは遺伝的に備わった プリミティブ(根源的)な欲求であり、「追ってみたい」という衝動は、好奇心と自信を育てる種でもあります。

止められることで失われる“自己肯定の芽”

このプロセスが途中で遮断されると、

  • 追う = 怒られる
  • 動く = 止められる
  • 興味 = 制止の対象

という 負の関連づけが静かに蓄積します。

追いたいのに追えない子は、好奇心エネルギーの出口を失い、他の行動、吠え・噛み・破壊へ変化させることがあります。

ローツェ

私たちウィペットは、追うっていう欲求が他の犬種よりも強いよ!


追いかけ遊びは「自己肯定感」を育てる最初のレッスン

捕まえる=達成体験

追って → 捕まえて → 褒められる

この一連は、子犬にとって

「行動することに価値がある」
「自分でできた」

という強い肯定記憶になります。

行動を止める育て方は失敗回避を増やす

  • 完璧を求めすぎる育て方
  • 静かであることを“良い子”とする価値観

は、実は子犬の学習欲求を静かに閉じていきます。

「やってみたい」という感情を肯定していくプロセスが後の自立心と挑戦意欲を支えます。

ローツェ

成功体験を積み重ねていってあげてね!


家の中でできる「追いかけ遊び」導入ステップ

準備物は特別なものはいらない

  • 小さな布(※誤飲防止サイズ)
  • 紐(30〜60cm)
  • 静かな空間

動かしすぎない “ゆっくり”操作が鉄則

ステップ教示内容
STEP1布を床でゆっくり左右にスルスル動かす
STEP2目で追った瞬間にピタッと止める
STEP3自分から距離を詰めたら少しだけ動かす
STEP4鼻や足で触れた瞬間にストップ
STEP5触れた=捕獲成功 → 静かに褒める

ここでは走らせないこと。

目的は「追う前の観察力」と「自発的接近」です。

ローツェ

布や紐の誤飲には注意してね!


生後3〜5ヶ月:短距離の“トコトコ追い”で好奇心を育てる

歩く速度でOK、本気疾走はまだいらない

  • 距離:2〜3m
  • 本数:1〜3本
  • 速度:ゆっくり〜小走り

「成功して終わる」ことで脳が報酬回路を記憶

遊び終わりは、

  • 興奮ピーク
  • 過疲労
  • 物足りなさ

とは異なる、“余白”を残した満足感が理想です。

「今日はここまで。明日またやろう。」

この静かな余韻が遊びへの期待と回復を育てます。

ローツェ

パピーは無限大に遊ぶから、ある程度のところでやめてあげてね!


生後5〜7ヶ月:軽い追跡スイッチ体験で自信を深める

ここでも“勝たせて終わる”が主軸

子犬が追いついた瞬間に布の動きを止める。

捕まえさせ、所有時間を与え、静かに褒める。

これにより、以下の情緒が蓄積します。

  • 「追っていい」
  • 「自分の力で捕まえた」
  • 「成功できた」

この情緒は、本格的な運動能力とは無関係に平等に与えられるべき成功体験です。

ローツェ

捕まえた時に、オーバーリアクションでいっぱい褒めてあげてね!


性格に合わせて追いかけ遊びを調整する

慎重派・怖がりタイプ

  • 速度をさらに遅く
  • 対象物との距離を広く
  • 匂いを嗅ぐ→大成功
  • 距離詰めに“時間”を許す

アクティブ・反応性強タイプ

  • 本数制限(1〜3本)
  • 興奮MAX手前で終了
  • 終了後は撫で+呼吸落とし

子犬はアクセルだけを持ち、大人はブレーキを持つ。

ローツェ

私は凄くアクティブだから、何回でもアタックするよ!


「追っていい対象/追ってはいけない対象」を明確にする

追っていい対象(安全・可視コントロール)

  • 布/ルアー玩具
  • ボール
  • 飼い主が管理できる物体

追わせてはいけない対象(自律暴走リスク)

  • 子ども・猫・他犬
  • 自転車・車
  • 野生動物

この境界線が早期に育つと、外環境・競技環境での集中力が格段に増します。

ローツェ

散歩中に中型犬以上のわんこががいきなり走り出すと、人も引きずられるから、追わせない練習もしてね!


追う喜びは、未来のルアーコーシングに繋がる“土台”

競技化ではなく、情緒の準備

子犬期に必要なのは、速さではなく「追っていい世界を知る」こと。

迷いのないスタートを作る

追いかけ遊び経験を積んだ子は、

  • 見る → 追う が速い
  • 迷いより期待が勝る
  • 緊張より喜びが先行する

これは技術ではなく 心のアドバンテージです。

ローツェ

私のルアーへの執着心は、パピーの時からの遊びで養われたんだね!?


やりがちな失敗と改善策

捕まえられず終わる

→ 最後は必ず勝たせる

本数無制限

→ 予防的制限(1〜3本)

興奮MAX終了

→ 撫で/抱く/呼吸落ちで着地

ローツェ

あまり興奮させすぎると、チアノーゼが出て危ないから注意してね!

まとめ:追う本能は“生きる力”そのもの

子犬が落ち葉や布を追いかける姿には、単なる遊び以上の意味があります。

それは「追う・捕まえる」という本能が健全に働き、好奇心と自己肯定感が育ち始める大切な時間です。

無理な走行やスプリントを求める必要はなく、短距離のやさしい追いかけ遊びを通して「追っていい世界」と「自分でできた」という成功経験を積ませることが、後のルアーコーシングや外世界への適応にも自然に繋がります。

追いかけ遊びは興奮を助長するためのものではなく、子犬の心をほどき、安心を育て、未来の運動と社会化の土台を作るプロセスです。

パピーの時に積極的に追いかけ遊びを経験し、成功体験をたくさん作って、本能と心を満足させてあげてください。

あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。

ローツェ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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