愛犬の筋肉ケア革命！【マッスルマジック】の効果と使い方を大公開

この記事では、愛犬の筋肉ケアに使えるマッスルマジックの効果・メリット・注意点、正しく安全に使うためのポイントを紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

マッスルマジック（旧フィトソルブ）とは？成分と特徴を正しく理解する

マッスルマジックは、イギリスのハーブブランド「Hilton Herbs」が販売する筋肉ケアローションです。

もともとは「フィトソルブ（Phyto-Solve）」という名称で呼ばれており、日本では“旧フィトソルブ”として紹介されることがあります。

成分の役割と安全性（犬に使える根拠）

● アロエベラジェル

保湿・鎮静で有名。刺激が少なく、犬の皮膚とも相性が良い。

● アルニカ

筋肉ケアで最も有名なハーブ。

“張り”や“使いすぎた部分”に伝統的に使用される。

※ただし 傷口には厳禁。

● コンフリー（ヒレハリソウ）

結合組織（筋・腱）ケアに用いられるハーブ。

● ウィッチヘーゼル

収れん・皮膚の引き締め作用がある。

● ラベンダー精油

リラックス効果があり、香りが優しいため犬が嫌がりにくい。

またラベンダーには、蚊やハエ、ガ、ダニ、ノミなどを遠ざける虫除け効果があります。

● ハイペリカム（セントジョーンズワート）

皮膚のコンディションを整える働き。

犬に使用する場合でも、刺激が強い化学成分・アルコール系溶剤が少ないという点で使用されやすい理由があります。

どんなケースで使われている製品なのか？

犬の飼い主がマッスルマジックを使う主な場面は以下です。

• 散歩後・運動後の軽い筋肉ケア
• 走り込んだ日のリカバリー
• ルアーコーシング・アジリティなどスポーツ後
• シニア犬の筋肉のこわばり対策
• マッサージの“滑り”を良くする補助剤

特に**運動量が多い犬種（ウィペット・ボーダーコリー・ラブラドール・ピットブル等）や、スポーツドッグの飼い主から支持されています。

愛犬に使うメリット｜筋肉ケアに適している理由

運動後の筋肉疲労ケア

犬の筋肉は、人間よりも瞬発力タイプで、走る・飛ぶ・踏ん張るといった瞬間的な負荷が大きくかかります。

マッスルマジックに含まれる

• アルニカ
• コンフリー
• アロエベラ

は、運動後の“ハリ”をケアするハーブとして知られています。

翌日の動きが軽くなった、スムーズに歩けているように感じるという飼い主の声も多いです。

可動域のサポート

軽くマッサージすることで血行が促され、犬の動きがスムーズになることがあります。

特に効果が感じやすいケース

✔ 前足の肩周りが硬い犬
✔ 後ろ脚の蹴りが弱い犬
✔ シニアで立ち上がりが固い犬
✔ 走るとすぐ疲れてしまう犬

血流の促進は筋肉の柔軟性につながるため、筋肉に頼りやすい犬種には特にメリットが大きい です。

短毛種との相性が良い理由

短毛種（ウィペット・グレイハウンド・ドーベルマンなど）は

• 被毛が薄く、筋肉に直接触れやすい
• マッサージの効果を感じやすい
• ジェルが毛に残りにくい

というメリットがあります。

長毛種でも使えますが、ややベタつきが気になる場合があります。

香りが優しく、犬が嫌がりにくい

ラベンダーの穏やかな香りで、犬特有の“強い匂いが苦手”という反応が起きにくいのもメリット。

市販のクリームのような人工香料がほぼ無いため、嗅覚が鋭い犬にも使いやすいです。

愛犬に使うデメリット｜注意点と間違った使い方

傷口NGの理由（アルニカ含有）

アルニカは筋肉ケアに優秀なハーブですが、開放創（傷口）に使用すると刺激が強すぎて悪化するとされています。

以下の部位には塗ってはいけません。

• 擦り傷
• 切り傷
• 皮膚の炎症
• 舐め壊し

こうした部分には別のケア方法が必要です。

舐めさせないための工夫

天然成分とはいえ、犬が大量に舐めることを前提に作られた商品ではありません。

舐め対策として、

• 塗布後5〜10分は飼い主がそばで見張る
• 舐めやすい場所（前脚など）へは少量だけにする
• 必要に応じて洋服・カバーを活用

などの工夫が必要です。

敏感肌へのリスク

自然素材でもアレルギーリスクは0ではありません。

特に注意したい成分

• ラベンダー
• アルニカ
• 乳化剤（わずかに含まれる場合）

使用前に前脚の内側などに少量塗布して、24時間ほど様子を見るパッチテストが安全です。

即効性や治療効果は期待できない

マッスルマジックはあくまで「筋肉をケアするためのマッサージ補助ローション」です。

以下の症状がある場合、治療ではありません

• 激しい跛行（びっこ）
• 急な痛み
• 腫れ・熱感
• 捻挫・骨折疑い

これらは必ず獣医師の診察を優先してください。

愛犬への正しい使い方｜部位別マッサージ方法

肩〜首まわりのマッサージ

1. 手にマッスルマジックを薄く広げる
2. 首の両側 → 肩 → 上腕へ向かってゆっくり撫でる
3. 小円を描くように優しく圧をかける

※肩周りは多くの犬にとって“こりやすい”部位。

腰〜背中のケア

1. 背中全体に薄く伸ばす
2. 腰の丸い部分を手のひら全体で包む
3. ゆっくり上下に動かす
4. 肩甲骨の左右を丁寧にほぐす

腰は“跳ぶ・走る”動作で酷使されやすい筋肉です。

太もも・後ろ足のケア

1. 太ももの“外側→内側”の順に撫でる
2. ハムストリング（太ももの裏）を丁寧に
3. ひざ周りは軽く触れる程度でOK

後ろ足の筋肉は、走り込む犬に最も疲労が出やすい部分です。

スポーツ犬（ルアーコーシング・アジリティ等）の場合

以下のタイミングで使うと効果的

• 運動前（ごく少量）：可動性UP
• 運動後（通常量）：筋肉のクールダウン
• 翌日（少量）：筋肉の張りケア

競技前後のルーティンに組み込むと、疲労が溜まりにくい身体づくりに役立ちます。

どんな犬に向いている？｜タイプ別に解説

スポーツドッグ・走るのが好きな犬

ウィペット、ボーダーコリー、ジャックラッセル、ラブラドールなど、瞬発力系の動きをする犬との相性が特に良いアイテム。

シニア犬

筋肉が固まりやすく、立ち上がりや歩行がぎこちないシニア犬は、

• 血行促進
• マッサージ効果

によって動きやすさが改善することがあります。

普段から肩や腰に張りが出やすい犬

散歩が長い犬、階段の上り下りが多い犬、多頭飼いでよく遊ぶ犬などは日常的なケアにおすすめです。

逆に向かないケース

• 傷口がある
• 舐め癖が強い
• 香りに敏感で嫌がる
• 強い炎症がある

こうしたケースでは使用を控えましょう。

よくある質問（FAQ）

Q1：毎日使ってもいい？

→ 毎日でもOK。ただし大量に使う必要はなく、薄く伸ばす程度で十分。

Q2：人にも使える？

→ 多くの飼い主は人の肩こりにも使っている。
（ただしあくまで“人用化粧品”ではないため自己判断で）

Q3：長毛種でも使える？

→ 可能。ただし毛に残りやすいため“少量をよく伸ばす”こと。

Q4：冷湿布のようなもの？

→ 違います。あくまでマッサージ補助のハーブローションです。

まとめ｜マッスルマジックは筋肉ケアの“補助”として有用

Hilton Herbs マッスルマジック（旧フィトソルブ）は、犬の筋肉ケアを自然な形でサポートできるハーブローションです。

アロエベラ、アルニカ、コンフリー、ラベンダーといった植物成分をメインに構成されており、強い刺激や人工香料が少ないため、皮膚がデリケートな犬や匂いに敏感な犬でも使いやすいのが特徴です。

また、運動後のケアや日々の疲労を軽減したいとき、シニア犬のこわばりをほぐしたいときなど、家庭で出来る“筋肉のメンテナンス習慣”として取り入れやすいアイテムでもあります。

一方で、傷口には使用できない、舐めさせない工夫が必要、治療効果を持つ医薬品ではないといった注意点も押さえる必要があります。

特にアルニカを含むため、開放創への使用は避けるべきで、捻挫・炎症・急な痛みがある場合には獣医師の診察が優先です。

あくまで“日常的な筋肉ケアの補助アイテム”という立ち位置で使うことが重要です。

マッスルマジックの魅力は、単に塗るだけではなく、飼い主がゆっくりと触れてあげるマッサージそのものに価値がある点にあります。

犬はスキンシップを通じて安心し、飼い主も愛犬の身体の状態を確認しやすくなるため、痛みや張りの早期発見にもつながります。

とくにスポーツ犬やアクティブな犬種、筋肉を多く使う遊びが好きな犬には、普段のケアで大きな差がでることもあります。

ウィペットの様な短毛種は被毛に邪魔されず、よりダイレクトにマッサージ効果が得られるメリットもあります。

また、マッスルマジックは家庭で簡単に使える一方、ドッグスポーツの現場でも重宝されており、ウォームアップやクールダウンの一部として取り入れられることも少なくありません。

競技後の疲労感を軽くする、翌日の動きをスムーズにするなど、コンディション維持のための“一歩上のケア”として活用されています。

総合すると、マッスルマジックは、
・犬の筋肉ケアをもっと手軽にしたい
・自然素材で優しくケアしてあげたい
・運動後のハリを軽減したい
という飼い主にとって、とても使いやすい一本です。

使用上の注意点さえ守れば、日常からスポーツシーンまで多用途に活躍し、愛犬の快適な生活や健康寿命アップにも貢献してくれるでしょう。

マッスルマジックを使い、優しくマッサージをしてあげて、愛犬とのコミュニケーションを図り、筋肉ケアをしてあげてください。

あなたの愛犬が健康に暮らし、あなたと一緒に最高の思い出ができることを願っています。